キャンプに興味があるものの、自分がどれだけ楽しめるかわからない段階で高価なテントを購入してしまうと、あとあと後悔する可能性があります。
そんな初心者キャンパーに、おすすめしたいのが中古テントの購入。
テントはキャンプギアの中でも特に高価なアイテムですが、中古品を選ぶと費用を抑えられ準備資金を大幅に節約できます。
しかし、初心者にとって中古テントの購入には不安が伴うでしょう。
- 中古テントを選ぶ際の注意点は何か?
- 劣化の見極め方は?
- どこで中古テントを購入できるのか?
これらの不安を取り除くために、初心者キャンパーが中古テントを購入する際に気を付けるべきポイントをまとめました。
少しでも参考にしていただき、満足のいくテントを手に入れ、楽しいキャンプの準備を進めてください。
テントを中古で購入する際の注意点
まずは中古テントを購入する際に、気を付けるべき点をみてゆきましょう。
シーリングテープの状態を確認
シーリングテープとは、フライシートの縫い目に貼られた防水テープ。
このテープがしっかり密着していないと、雨漏りの原因となりテントの劣化が早まります。
そのため中古テントを購入する際には、シーリングテープの状態を必ずチェックしましょう。
購入時期と製造年月日を確認
中古テントの状態は、使用環境やメンテナンスによって大きく変わります。
しかし、どれだけ丁寧に使われていても、製造から10年以上経過しているテントの購入は避けた方が良いでしょう。
雨天時の使用頻度を確認
中古テントを選ぶ際には、雨の日にどれくらい使用されたかを確認するのも大切。
テントの劣化原因の1つは水濡れで、濡れた後にしっかり乾燥させるなどのメンテナンスがされていれば劣化は遅らせられます。
ただ、雨の日の使用が少ないテントの方が状態が良い傾向があります。
そのため、中古テント購入前には、雨の日の使用頻度を尋ねると良いでしょう。
フライシートのべたつきを確認
フライシートがべたついている場合、加水分解による劣化が考えられます。
この現象は水分によって引き起こされ、完全に防ぐことはできません。
また、べたつきが発生すると、クリーニングでも取り除くのは困難です。
そのため、中古テントを買う際にはフライシートの状態をしっかり確認しましょう。
カビや穴がないかを確認
メンテナンス不足で乾燥が不十分なテントは、カビが発生しやすくなります。
また、カビが原因で穴が開く場合もあります。
そのため、中古テントをチェックする際には、カビの有無やシートに穴が開いていないかを確認しましょう。
返品不可の場合が多い
中古品は返品ができない場合が多いため、中古テントの購入前には、しっかりと状態を確認し失敗を避けるようにしましょう。
中古テントの入手方法
つづいては、中古テントの入手方法をごらんください。
リサイクルショップ
大手リサイクルショップの多くの店舗では、中古テントの取り扱いがあり入手可能。
また、コロナ禍でのキャンプブームが一段落し、キャンプ用品を手放す人が増えたため、リサイクルショップには多くのキャンプギアが揃っています。
しかも、いろんなブランドのテントが、手頃な価格で販売されていて種類も豊富。
そのため、お気に入りのテントが見つかる可能性も十分にあります。
フリマアプリ
多くのフリマアプリではリサイクルショップよりも、中古テントが安価で出品されている可能性があります。
そのため、中古テントの購入を検討しているなら、フリマアプリをチェックする価値は十分にあり。
ただし、フリマアプリでは実物を確認できないため、気になる点がありテントの状態を正確に把握するには、出品者に質問をするようにしましょう。
また、見えない部分の状態を確認するためには、出品者に追加の写真を依頼することもおすすめです。
まとめ
中古テントを購入する際には、いくつかの注意点を押さえておくとよいでしょう。
また、中古テントの購入後に「失敗した!」と感じないためにも、事前にチェックポイントを確認し、リサイクルショップやフリマアプリでの購入を検討してください。
さらに、テントのような高価なキャンプギアを選ぶ時に失敗してしまうと、せっかくのキャンプ熱が冷めてしまい、2度とキャンプに行かなくなる可能性もあります。
そのためにもキャンプ初心者の方は、まずは新品のテントの購入は避け、中古テントを選び初期費用を抑えつつ、他のギアを揃えてからキャンプを楽しんでください。