キャンプの拠点となるテントは、キャンプギアの中でも特に重要なアイテム。
そのため、テント内の快適さを追求することが、キャンプを満喫するための鍵となります。
また、テントの快適さを左右する要素には、広さや構造などがありますが、「天井の高さ」も非常に大切なポイント。
さらに
- テントの天井は高い方が良いの?
- 高さの基準はあるの?
- キャンプスタイルに合った適切な天井の高さは?
といった疑問を抱く方も多いでしょう。
そこで、テントの天井の高さに関する知識を深め、テント選びの際に役立つ情報をお届けします。
今後テントの購入を考えているキャンプ初心者の方や経験者の方、ぜひ天井の高さに関する内容を参考にして自分好みのテントをみつけてください。
天井の高いテントのメリットとデメリット
まずは、天井の高いテントについて、メリットとデメリットをみてゆきましょう。
デメリット
天井が高いテントのデメリットとしては、風の強い日に設営していると風の影響を受けやすくなってしまう点があげられます。
そのため、風が強い場所での設営の際は、長めのペグを使ってしっかりと固定し、テントが飛ばされないようにしましょう。
また、事前に天気予報を確認し、もしも風の強い日に当たる場合は、天井が高いテントは持参しない方が無難です。
さらにデメリットとしては天井が高い分、テントのシート面積が増えるため、低いテントに比べて設営には手間も時間もかかってしまいます。
メリット
天井が高いテントの最大のメリットは、広々とした解放感があり、ストレス軽減に役立つ点。
天井が高く広々としたテントは、多少の圧迫感を感じるかもしれませんが、より快適にキャンプライフを満喫できるでしょう。
テント天井高の基準について
多くのテントでは、天井を180cm程度の高さに設定しています。
この180cmという高さは、多くの人が立ったまま着替えたり、移動したりできるために適しています。
さらに、テント内での快適な生活環境を求めるのであれば、200cm以上の天井高を持つテントを選ぶと良いでしょう。
一方で主に寝るために活用するキャンプスタイルの場合は、天井の高さをそれほど重視する必要はないかもしれません。
テントの天井高:キャンプスタイルに合わせた選び方
さらにここではキャンプスタイルに合わせ、テントの天井高の選び方についてみてゆきましょう。
ソロキャンプ
ソロキャンプでは、テントの天井高はそれほど重視する必要はありません。
むしろ、テントの軽量化やコンパクトさを最優先させた選び方がおすすめ。
しかも、小型テントは持ち運びが楽で、設営の手間もあまりかかりません。
そのため、小型テントを用意できると行動範囲が広がり、1人キャンプをより快適に過ごせるでしょう。
ファミリーキャンプやグループキャンプ
ファミリーやグループでのキャンプでは、テントの天井の高さが重要な要素となります。
市販の多くのテントでは天井高が180cm以上もあり、このくらいの高さは確保できた方がよいでしょう。
なぜなら、複数人がテント内で快適に過ごすためには、低い天井だと腰を曲げて移動しなくてはならないためストレスが溜まってしまいます。
ただし、天井の高いテントはその分生地が多く使われていて重く、収納する際にはかさばってしまいます。
しかし、ファミリーやグループキャンプでは、大人同士が協力しあってテントの運搬や設営ができるため、多少大きなテントでも問題はないでしょう。
天井高のあるテントの価格
天井高のあるテントは、天井の低いテントと比較すると値段が高めに設定されています。
天井が高い分、生地や部材の量が増えるため、コスト面もそれに比例して上がってしまいます。
しかし、テントメーカーや種類によっては天井高があり、同等の機能を持ちながらも他社よりも手頃な価格で販売されているテントも存在。
このようにテントを選ぶ際には「天井の高さ」を重視する方は、さまざまなテントを見比べ、ご自身のキャンプスタイルに合うテントを見つけてください。
まとめ
天井高のあるテントは、テント内部での行動が快適にでき、よりリラックスしたキャンプ体験をもたらしてくれます。
そのため予算などに余裕があれば、天井高のあるテントを選ぶと良いでしょう。
ただし、キャンプスタイルや好みによって理想の天井の高さは異なり、広い空間が苦手な方もいるでしょう。
さらに、テントの快適さは使う方によって異なるため、テントを購入する際には実際に販売店舗に足を運び、設営されたテントを確認しながら決めることをお勧めします。