クーラーボックスはキャンプやアウトドアで必要不可欠なアイテムですが、適切なサイズを選ばないと使い勝手が悪く後悔してしまいます。
そこで、買った後に後悔しないためにもクーラーボックスを選ぶ際の重要なポイントを、わかりやすく解説してゆきます。
クーラーボックス選びのコツ
さまざまなサイズが存在するクーラーボックスですが、用途に適したサイズを見つけるのは意外と大変。
そのため、適切なサイズ選びができると食品の保冷だけでなく、運搬や収納の便利さも得られます。
そこで、自分にぴったりのクーラーボックスを探すコツとして、3つのポイントをみてゆきましょう。
使い方に合わせて選ぶ
クーラーボックスを選ぶ際は、まず使用目的を明確にしましょう。
基本的には、個人使用とグループ使用の2つに分けられます。
個人で利用する場合は、持ち運びやすい小型のものがおすすめ。
例えば近場へのピクニックであれば、少量のドリンクや食材を冷やすだけで十分な場合が多いでしょう。
こうした場合には、軽量でコンパクトなタイプが便利です。
一方、グループで使う場合は、より大きなクーラーボックスを選ぶと良いでしょう。
多人数でのバーベキューやキャンプ時には、大量の食材や飲み物を冷やす必要があるため便利です。
保冷力と容量で選ぶ
クーラーボックスを選ぶ際には、保冷力と必要容量も重要なポイント。
クーラーボックスを使用する時間帯や、冷やす食材の量によっサイズが異なります。
たとえば、長時間冷やす必要がある場合や、キャンプや旅行で大量の食材を持ち運ぶ場合には、大容量で高性能なクーラーボックスが適しています。
一方で、お弁当など少量のものを冷やすだけなら、小型で軽量なクーラーボックスが便利。
収納と運搬の便利さで選ぶ
クーラーボックスを選ぶ際には、収納スペースや車内での運搬スペースも考慮するようにしましょう。
自宅での保管場所や車での持ち運びを考えると、折りたたみ式やコンパクトに収納できるモデルが理想的。
また、複数の食品や容器を同時に運ぶ場合には、内部が分割されたクーラーボックスが便利です。
内部分割式のクーラーボックスを選ぶ際は、各部分の保冷力が均等に保持されるかを確認しましょう。
確認することにより、より効率的で快適なクーラーボックスが見つけやすくなります。
クーラーボックス各サイズの特色
クーラーボックスには、サイズに応じて異なる特色があります。
具体的には10ℓ以下の小型、10ℓから30ℓまでの中型、そして30ℓ以上の大型という3つのカテゴリーに分類されます。
また、それぞれのサイズごとに長所と短所があるため、どんなシチュエーションで役立つのかを把握すると、用途に応じたクーラーボックスを見つけられるでしょう。
小型(10ℓ以下)クーラーボックスの特色
小型クーラーボックスは、小ささが大きな魅力です。
10ℓ以下という容量は、個人使用や少人数でのアウトドアやピクニックにぴったり。
小型クーラーボックスの軽量さと扱いやすさから、誰でも簡単に持ち運びが可能で、女性や子供にも好評価。
ただ、コンパクトに使用できる手軽さがありますが、容量の制限から長時間の使用には向かない欠点があります。
また、自宅での普段使いや冷蔵庫のサポートとしても活躍できます。
中型(10~30ℓ)のクーラーボックス特色
便利さと機能性のバランスが取れている中型クーラーボックス。
10ℓから30ℓまでの範囲の容量は、キャンプやバーベキューで十分な保存能力をもたらし、家族や友人とのアウトドア活動に最適。
ただ、中型クーラーボックスは適度な大きさで取り扱いやすく、車内収納も容易ですが1人で持ち運ぶとなるとやや重く感じるでしょう。
そのため、持ち運びやすさを考慮すると、持ち手のデザインやキャスターの有無の確認が重要。
中型クーラーボックスは自然の中でのイベントや短期キャンプに適しており、家庭に1つあると大変便利なアイテムです。
大型(30ℓ以上)のクーラーボックス特色
大型クーラーボックスの最大の特色は、なんといっても大容量にあります。
30ℓ以上のサイズとなると、大勢でのパーティーや長期間のキャンプに必要不可欠。
多くの食品や飲み物を1度に冷やせ、頻繁に補充する必要もなく効率的。
その一方で、サイズと容量からくる重さがデメリットとして挙げられ、場合によっては複数人での移動が必要になります。
また、十分な収納スペースも必要とされるため、サイズを考慮しながら購入するようにしましょう。
このように大型クーラーボックスは、多人数のアウトドアイベントや長期キャンプに最適で、使うシーンや人数に応じて適切なサイズ選びが重要になります。
クーラーボックスサイズごとの使い分け方法
クーラーボックスはアウトドアやピクニック、さらには日常使用にも役立ちます。
その目的は多岐にわたり、使い方に応じた適切なサイズ選びが重要。
そこで、各クーラーボックスサイズが、どのようなシチュエーションに向いているかをみてゆきましょう。
小型クーラーボックスの使い方
小型クーラーボックスは、個人や少人数での短時間の使用に最適。
短いピクニックや軽いハイキングでの、飲料やお弁当などの保冷に役立ちます。
また、日常生活では薬の保管や冷凍食品の保持にも使用可能。
小型クーラーボックスのメリットは、軽量で持ち運びやすく車に積んでおくのにも便利な点。
しかし、保冷効果は限定的なため、使用時間や内容量には注意が必要です。
中型クーラーボックスの使い方
中型クーラーボックスは、家族や友人との外出時に役立ちます。
ピクニックやバーベキュー、キャンプなど長時間の活動や複数の食材や飲料を持ち運ぶ場合にぴったり。
また、釣りで釣った魚の保持にも適したサイズです。
休日などの公園やキャンプ地でのリラックスタイムにも使え、災害時の食品保管用としても一家に1つあると役立つでしょう。
ただし、中型クーラーボックスは重いため、移動には少し手間がかかる点がデメリットとしてあげられます。
大型クーラーボックスの使い方
大型クーラーボックスは、多人数でのキャンプや長期間のアウトドア活動、大量の食材や飲料の冷蔵にぴったり。
大規模なバーベキューや団体での旅行時にも便利で、大きな魚を含む大物の保存に役立ちます。
しかし、サイズが大きく重いため、移動には複数人の協力が必須。
通常キャンプ地などでは固定使用が多いいため、十分な保管場所の確保が必要。
クーラーボックスの保存方法と注意事項
クーラーボックスを効果を最大限に活用するためには、飲料や食材の保存方法に注意が必要です。
間違った使い方をすると、効果が半減してしまうばかりか、中身が漏れるといった問題も引き起こします。
そこで、適切なクーラーボックスの保管方法と、注意すべき点についてみてゆきましょう。
縦型と横型の違いと特徴
クーラーボックスには、縦型と横型の2種類があります。
縦型は飲み物などを縦に収納するのに適していて、狭いスペースでも置きやすく取り出しやすい特徴があります。
そのため、縦型のクーラーボックスでは、大きな物の収納には不向き。
一方、横型は大きい物もスムーズに収納可能で、横に持ち手があるため持ち運びも楽ですが、その分大くなってしまうため狭いところに置く場合は、不便さ感じることがあります。
クーラーボックスの収納テクニック
クーラーボックス内での冷却効果を高めるには、重い食品を最下層に置き、その上に氷・軽い食品を配置して行くのがポイント。
また、冷却パックを活用すると、さらに長時間にわたり冷却の維持ができます。
なお、空きスペースを無駄にしないよう、冷却パックを食品コンテナの間に差し込むなどの工夫をすると良いでしょう。
移動方法を考慮したクーラーボックスの選び方
車での移動が多い場合は大型のクーラーボックスを選んでも問題ありませんが、手で持ちで運ぶことが多い場合はサイズ選びに要注意。
中身を入れた時の重さを考慮し、無理なく持ち運べるサイズを選ぶようにしましょう。
このようにクーラーボックスが、重すぎてしまうと肩や腰に負担をかけるため、持ち運びやすいサイズでの選定を心がけてください。
使用方法に合わせたクーラーボックス選びのポイント
これまでクーラーボックスの選び方におけるサイズの重要性について解説してきましたが、具体的にどのクーラーボックスを選べば良いのか迷われていませんか?
そこで、小型・中型・大型のクーラーボックスサイズ別に、おすすめ商品を紹介します。
おすすめの小型クーラーボックス
持ち運びの便利さが魅力的な小型クーラーボックス。
多様なデザインが各メーカーから発売されていますが、なかでもイグルーのプレイメイトPALはデザイン性と保冷力で高い評価を受けている製品です。
片手で開閉可能で、特許取得のユニークなデザインが特徴的。
さらには、自動車移動の際に安定するように、シートベルトでの固定機能も装備されています。
推奨する中型クーラーボックス
中型クーラーボックスは、キャンプやバーベキューなどのアウトドア活動には欠かせないアイテム。
そのため、イエティのタンドラ45は耐久性と保冷性能に優れ、長時間の使用に適しています。
また、高品質のウレタンフォームを利用した保冷構造と、滑り止めの底面デザインで安定性も良く信頼性のある選択肢と言えるでしょう。
一押しの大型クーラーボックス
大型クーラーボックスに関しては、大人数のアウトドアやイベントでの使用に最適。
コールマンから発売されているエクストリーム5ホイールクーラーは、大容量と卓越した保冷能力が特徴で、ホイールとハンドルが付いているため移動が楽々。
特有の冷却機能により、高温下でも長時間にわたり食品や飲料を冷やし続けます。
まとめ
ここまで、多種多様なクーラーボックスのサイズや使用方法について紹介してきました。
クーラーボックスを選ぶ際には、使用目的や保冷性能、さらには容量や収納場所の広さなど、検討すべき点が多く挙げられます。
そのため、適切なクーラーボックスを探し出すためにも、すこしでもお役に立てれば幸いです。