キャンプに行くときにお米を持って行く場合、以下の準備をしているとらくらく。
- お米を事前にしっかり洗い乾燥させる(無洗米でもOK)
- 米専用の容器に入れて保管
- 必要な分の水も準備する
事前にお米を洗っておくと、キャンプ地での調理がスムーズに進みます。
さらに、無洗米を利用すれば洗米の手間が省け便利。
この無洗米は水を加えるだけで炊けるため、冬場や水源が遠い場所でのキャンプに特におすすめ。
また、キャンプに最適なお米の容器として、100円ショップで売っているアイテムが大変便利です。
- ウォーターボトル
- マルチシェイカー(プロテインシェイカー)
- ザル付き薬味保存パック
これらの容器は蓋がしっかりしていて、こぼれにくいため持ち運びにぴったり。
一般的にはビニール袋やジップロックを使用する人も多いですが、なかみを取り出しにくい点があげられます。
なお、手持ちの容器がない場合は、500mLペットボトルを米容器として再利用する方法もあり、ちょうど3合のお米が入ります。
そこで、キャンプ時にお米を持ち運ぶ方法と便利な容器について、さらに詳しくみてゆきましょう。
キャンプでのお米の携帯方法について
キャンプへ行く際にお米を持参する場合、家であらかじめ洗っておくと手間が省けます。
また、洗った米は腐敗を防ぐために、クーラーボックスで運搬すると良いでしょう。
洗った米は約30分水を吸わせた後、ざるで水気を切り少し乾燥させてから、持ち運び用の容器に入れます。
これにより、現地での吸水時間が短縮されます。
そして、キャンプ場で米を炊く場合は家庭用の炊飯器と異なり、水をしっかり吸わせることが特に重要。
適切な吸水時間をキープしながら夏場は30分、冬場は約1時間を目安にします。
なお、水を十分に吸わせずに炊くと、米が中まで火が通らず、また吹きこぼれの原因にもなりますので要注意。
無洗米を使う場合でも、適切な水分を吸わせることが重要。
美味しいご飯を炊くコツとしては、通常より20mL多く水を加えて吸水させ、蒸らし時間を長く取ると効果的。
無洗米はコンビニやスーパーでも販売されていて、1合用のパッケージもありますので、もし米を忘れてしまった場合は途中で購入するようにしましょう。
キャンプ時のお米持ち運びに最適な容器について
キャンプでお米を持ち運ぶ際に便利なアイテムは、100円ショップでも見つかります。
具体的には、つぎの3アイテムがあげられるでしょう。
- ウォーターボトル
- マルチ機能シェイカー
- ザル付き薬味保存タッパー
これらのアイテムはお米を入れるのに適していて、手頃な価格で購入可能。
もし市販の専用米入れが手元になければ、ペットボトルを代用して使用する方法もあります。
それでは、各アイテムの詳細について説明してゆきましょう。
500mLペットボトルの再利用
飲み終えたペットボトルを洗い、しっかりと乾燥させた後に、お米の保存容器として再利用しましょう。
この際ですができるだけ、ミネラルウォーターの入っていたペットボトルの再利用が好ましいです。
というのも、ジュースやコーヒーなどの匂いなどが残っていると、お米を美味しく焚けない可能性があるためです。
また、ペットボトルの口が狭いため、お米を入れる際には漏斗(じょうご)を利用すると便利です。
漏斗がない場合には、細口の器やアルミホイルをうまく使うと良いでしょう。
ところで、お米は1合ずつペットボトルに入れ、目印をつけるとキャンプ地での計量も簡単にできます。
500mLペットボトルは、最大で3合のお米が収納可能。
目盛りのない計量器がなくても、どれくらいの量が入っているかが把握しやすくなります。
米の計量には1合あたり180mLを目安に、水加減は200mLで量るのがおすすめ。
ただし、お米の固さは好みや料理によって異なりますので、あくまでも参考程度にとどめておいてください。
キャンプツーリングなど荷物を少なくしたい方には、このペットボトルを使う方法を推奨します。
ウォーターボトル
100均のお弁当用品コーナーには、透明なプラスティック製のウォーターボトルが陳列。
ウォーターボトル本来の使い方は、飲み物を持ち運ぶために作られているために、蓋がきちんと密閉される設計になっています。
また、シンプルなデザインで中身の量が、一目でわかる透明性が魅力的。
ウォーターボトルは500mLのペットボトルとほぼ同じサイズで、軽くて場所を取らないため携帯に便利。
しかも、ライスクッカーやメスティンに米を移しやすく、キャンプ場で米を入れて持ち運び、その場で水を加えて振って洗えて大変重宝です。
使い終わった後は飲料水などを入れたり、調味料を保管するのにも使え、キャンプでの米の持ち運びに最適な容器といえるでしょう。
マルチ機能シェイカー
マルチ機能が魅力的なシェイカーは、プロテインシェイカーとしても呼ばれています。
そこで、このマルチ機能シェイカーに米と水を入れて振るだけで、手を濡らさずに簡単に洗米が可能。
また、家庭での米研ぎの代わりにもなり非常に便利です。
マルチ機能シェイカーには水量を測る目盛りがついていて、米1合に必要な水の量は通常200mL。
しかし、無洗米を使う際には220mlの水を加えると、よりふっくらとした食感に仕上がります。
ザル付き薬味保存タッパー
100円ショップでも手に入るザル付き薬味保存タッパーは、刻んだ薬味を保存するのにぴったり。
しかもザル付き薬味保存タッパーには、蓋がついていて小さな米研ぎボウルを思わせるデザインで利便性に優れています。
また、内部は2重構造となっていて、上部がザルの役割を果たしているため、洗った米の水切りをしたまま持ち運びも可能。
ただ、ザル付き薬味保存タッパーは、大量の米の収納には向いていないため、ソロキャンプや1合から2合のご飯を炊く方にはお勧めです。
まとめ
ここまでキャンプ時にお米を持ち運ぶ方法と、とても重宝するアイテムについて紹介してきました。
キャンプ時のお米の取り扱いは、あらかじめ米をキレイに洗っておくことのが望ましいです。
持ち運び容器としては、蓋のしっかり閉まるスリムタイプのウォーターボトルやプロテインシェイカーがおすすめ。
また、キャンプ飯の際に手っ取り早くお米を炊き始められるよう、洗米後はしっかり乾燥させておくのがポイントです。