網戸を見たときに、「なんだか網がゆるんでいる」「一部分だけ波打っている」と気づくことがありますよね。
見た目だけの問題に思えても、たるみが大きくなると網とフレームの間にすき間ができたり、網が外れやすくなったりすることがあります。
そんなとき、「すぐに全部張り替えたほうがいいのかな」「自分でも直せるの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
実は、網戸がたるむ原因はひとつではありません。
網の張り方だけでなく、押さえゴムの浮きや劣化、網そのものの傷み、フレームのゆがみなどが関係している場合もあります。
そのため、いきなり網を外すのではなく、まずは**どこが、どのようにたるんでいるのかを確認すること**が大切です。
この記事では、網戸のたるみの原因を見分けるポイントから、原因別の直し方、張り替えの基本的な手順、たるませずに仕上げるコツまで、初心者にもわかりやすく解説します。
網戸によって構造や部品、取り外し方、張り替え方法が異なる場合があります。
作業するときは、自宅の網戸を確認するとともに、取扱説明書やメーカーの公式情報も確認してください。
網戸のたるみは原因を確認してから直そう

網戸がたるんでいると、「網を新しくすれば直る」と考えがちです。
しかし、実際には網そのものに問題がないこともあります。
たとえば、端の一部分だけがゆるんでいる場合は、網を固定している押さえゴムが浮いている可能性があります。
反対に、網全体が波打っている場合は、張り方や網の状態が関係していることもあります。
また、フレームがゆがんでいる場合は、網だけを張り直してもきれいに仕上がらないことがあります。
必要のない作業や部材の買い直しを避けるためにも、まずは原因を見極めるところから始めましょう。
網戸がたるむ主な原因
網戸がたるむ原因としては、主に次のようなものが考えられます。
– 網を張ったときの張りが不足している
– 網を固定する押さえゴムが浮いている
– 押さえゴムが硬くなったり傷んだりしている
– 網そのものが伸びたり劣化したりしている
– フレームが変形している
– 網に強い力が加わった
– 張り替え時に網が斜めになっている
長く使っている網戸では、ひとつの原因だけでなく、複数の要因が重なっていることもあります。
「たるみ=張り方の失敗」と決めつけず、**網・押さえゴム・フレームの3か所**を順番に確認すると、原因を判断しやすくなります。
症状・原因・直し方の早見表
まずは、自宅の網戸に近い状態を探してみましょう。
| 網戸の状態 | 考えられる原因 | 対処の目安 |
|---|---|---|
| 端や角だけがゆるい | 押さえゴムの浮き、部分的な張り不足 | 部分調整を検討 |
| 網全体が波打っている | 張り不足、網の伸びや劣化 | 張り直し・張り替えを検討 |
| 押さえゴムが浮いている | ゴムの固定不足、劣化 | 入れ直し・交換を検討 |
| ゴムが硬い・ひび割れている | 押さえゴムの劣化 | 交換を検討 |
| 網に破れ・ほつれがある | 網の劣化や損傷 | 張り替えを検討 |
| フレームが曲がって見える | 枠の変形 | 本体の点検・修理を検討 |
| 開閉時に引っ掛かる | 戸車やフレームなどの不具合 | 網以外の部分も確認 |
この表はあくまで一般的な目安です。
実際の原因や対処方法は網戸の種類や状態によって異なりますが、「何から確認すればいいかわからない」というときの手がかりになります。
網戸のたるみを直す前に確認したい3つのポイント
網戸を外して作業を始める前に、まず3つのポイントを確認しましょう。
先に状態を見ておけば、「網を用意したものの交換する必要がなかった」「押さえゴムの確認だけで対応できそうだった」といった行き違いを減らしやすくなります。
網に伸び・破れ・ほつれがないか確認する
最初に確認したいのが、網そのものの状態です。
網戸全体を見て、次のような症状がないかチェックしてみてください。
– 一部分だけゆるんでいる
– 全体が波打っている
– 網目が大きく乱れている
– 小さな穴や破れがある
– 端がほつれている
– 網が以前よりやわらかく感じる
網そのものに目立った傷みがなく、端の一部分だけがゆるんでいる程度なら、全面交換をせずに調整できる場合があります。
一方で、複数箇所に破れやほつれがある場合は、部分的に補修するよりも張り替えを検討したほうがよいケースもあります。
古い網をそのまま使用できるかどうかは状態によって異なるため、無理に再利用せず、傷み具合を見ながら判断しましょう。
押さえゴムが浮いたり劣化したりしていないか確認する
一般的な網戸の中には、フレームの溝に「網押さえゴム」を入れて網を固定するタイプがあります。
このゴムが浮いたり外れたりすると、網を十分に固定できなくなり、たるみにつながる場合があります。
指で無理なく触れられる範囲で、
– ゴムが溝から浮いていないか
– 外れている部分がないか
– 硬くなっていないか
– ひび割れや切れがないか
– 一部分だけ細くなっていないか
を確認してみましょう。
押さえゴムを交換する場合は、使用している網戸に合ったものを選ぶことが大切です。
見た目が似ていても適合しない場合があるため、現在使われている部材を確認したり、メーカーの製品情報や取扱説明書を調べたりしてから用意すると作業しやすくなります。
フレームのゆがみや開閉状態を確認する
網や押さえゴムに目立った問題が見当たらない場合は、フレームの状態も確認します。
網戸を閉めたときに、
– 枠との間に不自然なすき間がある
– 開閉すると引っ掛かる
– フレームが曲がって見える
– 網戸全体が傾いている
– 上下で位置がずれている
といった症状がないか見てみましょう。
開閉の不具合については、戸車など別の部品が関係している場合もあります。
フレームそのものに大きな変形がある場合は、網だけを張り直しても改善しにくいことがあります。
網戸本体の点検や修理など、網以外の部分も含めて考えましょう。
原因別|網戸のたるみの直し方
ここからは、確認した原因に合わせて網戸のたるみに対処する方法を見ていきます。
大切なのは、最初から全面張り替えと決めないことです。
状態に合った対処を選ぶことで、必要以上に作業を増やさずに済みます。
端や角だけたるんでいる場合は部分調整する
網全体には大きな問題がなく、端や角だけがゆるんでいる場合は、その付近の押さえゴムが浮いていないか確認します。
ゴムがきちんと固定されていない部分があれば、網の位置を確認しながら押さえ直すことで改善する場合があります。
このとき、網を強く引っ張るのは避けましょう。
古い網は見た目に大きな問題がなくても、力を加えることで裂けたり傷んだりすることがあります。
少しずつ位置を整え、無理のない範囲で調整するのがポイントです。
また、ゴムが硬くなっている、ひび割れているなどの変化が見られる場合は、入れ直すだけでは固定しにくい可能性があります。
その場合は、使用している網戸に対応した押さえゴムへの交換を検討しましょう。
押さえゴムがゆるい・劣化している場合は交換を検討する
押さえゴムの状態が変化すると、網を固定しにくくなることがあります。
特に、
– ゴムが硬くなっている
– ひび割れている
– 一部分が切れている
– 溝から浮きやすくなっている
– 押し込んでも外れやすい
といった場合は、新しい押さえゴムへの交換を検討します。
交換するときに注意したいのが、網戸との適合です。
合わないものでは網を固定しにくかったり、溝へ入れにくかったりする場合があります。
現在使われている部材を確認し、メーカーや製品の情報が分かる場合は、対応する部材を確認してから用意しましょう。
網全体がたるんでいる場合は張り直し・張り替えを検討する
網全体が波打つようにたるんでいる場合は、部分調整だけでは直しにくいことがあります。
網そのものに目立った傷みが少ない場合は、網戸の仕様によっては押さえゴムを外して張り直す方法も考えられます。
一方で、
– 網が古くなっている
– 複数箇所に破れやほつれがある
– 網目が大きく乱れている
– 網全体が伸びたように見える
といった場合は、新しい網への張り替えを検討してもよいでしょう。
張り直しと張り替えで迷ったら、**現在の網をもう一度固定して使用できそうな状態か**を判断材料のひとつにするとわかりやすくなります。
フレームがゆがんでいる場合は網だけで直そうとしない
フレームが変形している場合、網を張り直してもきれいに仕上がらないことがあります。
特に注意したいのが、たるみをなくそうとして網を強く引っ張ることです。
網を必要以上に強く張っても、フレームそのものの変形を直せるわけではありません。
大きな曲がりがある、網戸がスムーズに動かない、閉めてもすき間ができるといった場合は、網以外の部分に原因がないか確認しましょう。
自分で原因を判断しにくい場合は、サッシや網戸を扱う施工店や専門業者などへ相談するのもひとつの方法です。
網戸を張り替えてたるみを直す手順
網全体が傷んでいる場合は、新しい網への張り替えを検討します。
一般的な網戸には、フレームの溝へ押さえゴムを入れて網を固定するタイプがあります。
ただし、すべての網戸が同じ構造とは限りません。
網戸やネットの種類によっては、一般的な方法では張り替えられなかったり、専用の部材や工具が必要になったりする場合があります。
作業前に、使用している網戸の取扱説明書やメーカーの公式情報を確認してください。
張り替えに必要な道具を準備する
一般的な押さえゴム式の網戸を張り替える場合は、次のようなものを使用します。
– 張り替え用の網
– 使用する網戸に対応した網押さえゴム
– 網戸用ローラー
– カッターまたはハサミ
– 網を仮留めするクリップ
– 掃除用のブラシや布
– 作業場所を保護するシートや段ボール
新しい網は、張り替える網戸を覆える大きさが必要です。
具体的な選び方は製品表示なども確認しましょう。
押さえゴムについても、フレームの溝や使用する網に対応したものを選んでください。
床で作業する場合は、段ボールやシートなどを敷いておくと、床やフレームを保護しながら作業できます。
道具を途中で取りに行かなくて済むよう、作業前にまとめて準備しておくと進めやすくなります。
古い押さえゴムと網を外す
取り外した網戸を安全に置ける平らな場所を確保してから、古い押さえゴムを外します。
網戸自体の取り外し方法は製品によって異なるため、無理に外さず、必要に応じて取扱説明書を確認してください。
押さえゴム式の場合は、ゴムの端を確認し、そこから少しずつ取り外していきます。
ゴムを外したら、古い網も取り除きます。
網を外したあとの溝には、砂やほこりなどがたまっていることがあります。
新しい網を張る前に、ブラシや布などで汚れを取り除いておくと作業しやすくなります。
古いゴムを再利用できるか判断するときも、この段階で硬化やひび割れなどがないか改めて確認しましょう。
新しい網を枠に合わせてセットする
新しい網をフレームの上に広げます。
このとき、網目とフレームの辺ができるだけ平行になるように調整します。
最初から大きく斜めになっていると、作業を進めるうちに網目のゆがみが目立ちやすくなります。
位置が決まったら、必要に応じてクリップなどで仮留めしましょう。
ここで意識したいのは、力いっぱい引っ張ることではありません。
**大きなしわやたるみがなく、網が自然に広がっている状態**を目安に整えます。
網押さえゴムをローラーで入れる
網の位置が決まったら、網押さえゴムをフレームの溝へ入れていきます。
対応する網戸用ローラーを使うと作業しやすくなります。
少し進めるごとに、
– 網目が大きく斜めになっていないか
– 反対側に大きなたるみが出ていないか
– 網がずれていないか
– ゴムが溝に収まっているか
を確認しましょう。
最後まで一気に作業してから直そうとすると調整が難しくなることがあります。
途中で状態を確認しながら進めるのがポイントです。
なお、網戸の仕様によって適切な固定方法は異なります。
一般的な手順が当てはまらない場合は無理に作業せず、メーカーの案内を確認してください。
たるみを確認して余分な網をカットする
押さえゴムを一周入れたら、すぐに余った網を切るのではなく、まず仕上がりを確認します。
網全体を見て、
– 大きなたるみがないか
– 網目が極端に斜めになっていないか
– ゴムが浮いていないか
– 網が固定されているか
をチェックしてください。
問題が見当たらなければ、余分な網をカットして仕上げます。
この工程では、固定した網まで切ってしまわないよう注意が必要です。
カッターなどの刃物を使用するときは、刃の進行方向に手を置かず、手やフレームを傷つけないよう慎重に作業してください。
網戸をたるませずに張る5つのコツ

網戸の張り替えでは、「強く張ればきれいになる」と思ってしまいがちです。
しかし、力任せに作業するより、網の位置を確認しながら丁寧に固定していくことが大切です。
初心者でも意識しやすい5つのポイントを紹介します。
網目とフレームを平行に合わせる
最初に確認したいのが、網の向きです。
網目がフレームの辺に対して大きく斜めになっていると、仕上がったあとにゆがみが目立ちやすくなります。
網を置いたらすぐ固定するのではなく、一度少し離れて全体を確認しましょう。
できれば上下左右のバランスを見ながら、フレームと網目のラインが大きくずれていないかをチェックします。
縦横の網目が枠に沿っているかを見るだけでも、仕上がりを整えやすくなります。
最初に位置を確認しておくことが、作業途中での大きなずれを避けるポイントです。
網を強く引っ張りすぎない
たるみをなくそうとして網を強く引っ張りすぎるのは避けましょう。
必要以上に力を加えると、網が部分的に伸びたり、固定したあとにゆがみが出たりする場合があります。
また、作業中に網がずれて、調整が難しくなることもあります。
大切なのは、強く引っ張ることではなく、**網をまっすぐ整えながら固定していくこと**です。
大きなたるみを軽く整え、押さえゴムを入れながら少しずつ状態を確認します。
特に一か所だけを強く引っ張るのではなく、全体のバランスを見ることを意識しましょう。
網がずれないように仮留めする
網をフレームの上に置いただけでは、ゴムを押し込むときに動いてしまうことがあります。
そこで役立つのが、クリップなどを使った仮留めです。
仮留めをしておくと、作業中の網のずれを抑えやすくなります。
特に大きめの網戸を一人で張る場合は、四隅だけでなく、必要に応じて辺の途中も軽く固定すると作業しやすくなることがあります。
ただし、クリップの種類によってはフレームに跡が付いたり、強く挟むことで網に負担がかかったりする可能性があります。
使用する道具の状態を確認し、必要以上の力で挟まないようにしましょう。
一度に直そうとせず途中でたるみを確認する
網戸の張り替えでは、途中確認が大切です。
少しゴムを入れたら網の状態を見て、たるみやゆがみが出ていないか確認しながら進めます。
途中でたるみや網目のずれに気づけば、その段階で調整しやすくなります。
反対に、最後まで一気に進めてから大きなずれに気づくと、押さえゴムを外して調整し直す必要が出てくる場合があります。
「全部終わってから確認する」のではなく、**作業の区切りごとに状態を見ること**を意識しましょう。
特に長い辺を固定したあとや角を通過したあとなど、節目ごとに確認すると作業を進めやすくなります。
平らで作業しやすい場所を選ぶ
網戸は、できるだけ平らで十分な広さがある場所に置いて作業しましょう。
フレームが傾いていたり不安定だったりすると、網を均等に固定しにくくなる場合があります。
床で作業する場合は、段ボールやシートなどを敷いて保護しておくとよいでしょう。
また、網戸が動いたり滑ったりしにくい場所を選ぶことも大切です。
さらに、大きな網戸は一人で無理に持ち運ばず、必要に応じて家族などに手伝ってもらいましょう。
作業しやすい環境を整えておくことは、仕上がりだけでなく作業中の安全面でも重要です。
網戸のたるみ直しで失敗しやすいポイント
網戸の張り直しや張り替えは、自分で対応できる場合もありますが、ちょっとした判断の違いで作業が増えてしまうことがあります。
よくある失敗を先に知っておくと、落ち着いて作業しやすくなります。
たるみの原因を確認せず全部張り替える
「網戸がたるんだら全部交換」と考えてしまうと、状態によっては必要以上の作業になることがあります。
たとえば、端の押さえゴムが少し浮いているだけなら、部分調整で改善する可能性があります。
反対に、フレームがゆがんでいる場合は、新しい網を張っても根本的な原因が残ることがあります。
作業前に、網・押さえゴム・フレームの3つを確認することが大切です。
原因をある程度切り分けておけば、必要な部材や作業内容も判断しやすくなります。
サイズの合わない押さえゴムを使う
網押さえゴムは、すべての網戸で同じものを使えるとは限りません。
網戸や使用する網によって、対応する部材が異なる場合があります。
適合しないものを使用すると網を固定しにくかったり、溝へうまく入らなかったりすることがあります。
無理に押し込むとフレームなどへ負担がかかる可能性もあります。
購入前に現在使用している部材や製品情報を確認し、不明な場合はメーカーや販売店などへ相談するとよいでしょう。
少し確認してから用意することで、作業中の行き違いを減らしやすくなります。
網を引っ張りすぎて仕上がりを悪くする
網をきれいに張ろうとして、力いっぱい引っ張りながら固定すると、かえって作業が難しくなる場合があります。
網を強く引くことよりも、網目を整え、たるみを確認しながら順番に固定していくことが大切です。
途中で網がずれていると感じたら、無理にそのまま進めず、調整できる段階で確認しましょう。
早めに気づくことで、大きなやり直しを避けやすくなります。
カッターで網やフレームを傷つける
張り替えの最後に注意したいのが、余った網を切る工程です。
せっかく網を固定できても、必要な部分まで切ってしまうと張り直しが必要になることがあります。
刃物を使うときは、切る場所をよく確認しながら少しずつ進めましょう。
フレームに沿ってカットするときも、使用している網戸に合った方法で行うことが大切です。
刃の進行方向に手を置かず、網やフレームだけでなく自分の手も傷つけないよう慎重に作業してください。
自分で直すのが難しい網戸は無理をしない
網や押さえゴムの交換は自分で対応できる場合もありますが、すべての不具合を自分で解決できるとは限りません。
網以外に問題がある場合や、安全な作業環境を確保できない場合は無理をしないことが大切です。
フレームの変形や部品の不具合がある
フレームが大きく曲がっている場合や、戸車などに不具合がある場合は、網を張り替えるだけでは改善しないことがあります。
網戸がスムーズに動かない、閉めても大きなすき間ができる、傾いているなどの症状があるときは、網以外の部分も確認しましょう。
原因を自分で判断できない場合は、住宅設備やサッシを扱う施工店、専門業者などへ相談する方法もあります。
大きな網戸や作業しにくい場所にある
網戸の大きさや設置場所によっては、一人で取り外したり運んだりすることが難しい場合があります。
特に高い位置にある窓や、身を乗り出す必要がある場所では、無理に作業しないようにしてください。
網戸を外す場合も、製品によって外し方や外れ止めなどの部品の構造が異なることがあります。
力任せに持ち上げたり外したりせず、取扱説明書やメーカーの案内を確認してから作業しましょう。
確認しても安全に作業できない場合は、自分での取り外しを避け、専門業者などへの相談を検討してください。
張り直してもすぐにたるむ
一度張り直したのに、短期間で同じ場所がたるんでしまう場合は、網の張り方以外に原因がある可能性があります。
押さえゴムの適合や状態、フレームの変形などを改めて確認してみましょう。
何度も同じ作業を繰り返すより、原因を切り分けることが大切です。
自分では判断できない場合は、無理に張り直しを続けず、必要に応じてメーカーや施工店、専門業者などへ相談しましょう。
網戸のたるみを防ぐために普段からできること
網戸をきれいに直したあとも、「できるだけ長くこの状態を保ちたい」と感じる方は多いのではないでしょうか。
網戸は、日常的な使い方や掃除の方法によって負担のかかり方が変わります。
特別なお手入れを頻繁に行う必要はありませんが、普段の生活の中で網や押さえゴムの状態を確認しておけば、小さな変化に気づきやすくなります。
取り入れやすいのが、掃除のタイミングでの簡単なチェックです。
汚れを落とすついでに状態を見る習慣をつけておくと、たるみや部材の変化を早めに見つけやすくなります。
掃除のついでに網と押さえゴムを確認する
網戸を掃除するときは、表面の汚れを落とすだけでなく、網や押さえゴムの状態も一緒に確認してみましょう。
普段あまり意識しない部分だからこそ、掃除の機会に確認しておくと変化に気づきやすくなります。
例えば次のような点をチェックしてみてください。
– 網に小さな破れや穴ができていないか
– 一部分だけゆるんで波打っていないか
– 押さえゴムが溝から浮いていないか
– ゴムが硬くなったりひび割れたりしていないか
– フレームが曲がって見える部分がないか
– 開閉時に引っ掛かりや違和感がないか
こうした変化をそのままにすると、状態によってはたるみが広がったり、網が外れやすくなったりする場合があります。
特に押さえゴムの浮きは気づきにくいこともあるため、目で確認するとともに、無理のない範囲で状態を見てみましょう。
こうしたチェックを毎回時間をかけて行う必要はありません。
窓掃除や季節の大掃除など、普段の家事の流れの中で軽く確認するだけでも、網戸の状態を把握するきっかけになります。
「掃除のついでに見る」という習慣をつけておけば、変化にも気づきやすくなるでしょう。
網戸に強い力をかけない
網戸をできるだけ良い状態で使い続けるためには、日常的な扱い方にも気を配りましょう。
網戸のネット部分は、強い力が加わると伸びたり、固定部分がゆるんだりすることがあります。
掃除のときも、汚れを落とそうとして強くこするのではなく、使用している網戸の手入れ方法に従ってやさしく扱うことが大切です。
また、次のような行動にも注意しましょう。
– 網戸に体重をかけてもたれかかる
– 物をぶつけるように開閉する
– 掃除道具を強く押しつける
– 子どもが網部分を強く押す
小さなお子さんやペットがいる家庭では、網部分に力が加わる場面がないか普段から確認しておくとよいでしょう。
一度大きく伸びた網は、状態によっては部分的な調整だけでは戻しにくいこともあります。
そのため、普段から必要以上に強い力を加えないことが大切です。
日常的に丁寧に扱うことで、網や固定部分への負担を抑えやすくなります。
まとめ|網戸のたるみは原因を見極めてから直そう

網戸のたるみを見つけたときは、すぐに全面張り替えをするのではなく、まず原因を確認することが大切です。
チェックしたい主なポイントは次の3つです。
– 網に伸び・破れ・ほつれがないか
– 押さえゴムが浮いたり劣化したりしていないか
– フレームのゆがみや開閉の不具合がないか
これらを確認することで、「部分的な調整で対応できそうか」「ゴム交換を検討したほうがよいか」「張り替えが必要そうか」を判断しやすくなります。
端だけがゆるんでいる程度であれば、状態によっては部分調整で改善することがあります。
一方で、押さえゴムに劣化が見られる場合は交換、網全体が傷んでいる場合は張り替えを検討しましょう。
自分で網を張り替える際は、強く引っ張って無理にたるみを取ろうとするのではなく、**網目を整えながら、途中で状態を確認しつつ固定していくこと**がポイントです。
また、フレームが大きく変形している場合や、高い場所など安全に作業しにくい場所にある場合は、無理をせず施工店や専門業者などへの相談を検討してください。
網戸の構造や適合する部材、取り外し方、張り替え方法は製品によって異なる場合があります。
作業前には、使用している製品の取扱説明書やメーカー公式サイトで最新の情報を確認してください。
まずは自宅の網戸をよく観察し、「網・押さえゴム・フレーム」のどこに原因がありそうかを確認するところから始めてみましょう。

