学校の宿題などで「詩を書きましょう」と言われたとき、最初に悩みやすいのがテーマ選びです。
「何を書けばいいのかわからない」
「特別な出来事なんてない」
「学校生活みたいな普通のことを詩にしてもいいの?」
そんなふうに迷ってしまう中学生も多いでしょう。
でも、詩のテーマは特別な体験から探さなくても大丈夫です。
教室で聞こえたチャイム、給食中に友達と笑ったこと、部活で悔しかった瞬間、帰り道で見た夕焼けなど、**いつもの生活の中にも詩にできる題材はたくさんあります。**
むしろ、自分が実際に見たり聞いたり感じたりした出来事のほうが、具体的な言葉を思い出しやすく、詩にしやすいことがあります。
この記事では、中学生が選びやすい詩のテーマを、学校生活・部活動・季節・友情・家族・気持ちなどに分けて紹介します。
「一覧を見ても決められない」という場合に使えるテーマの探し方や、テーマを決めたあとに何をすればよいかも紹介するので、自分に合う題材を探してみてくださいね。
中学生の詩は身近なテーマから選ぶと書きやすい

詩のテーマを考えるとき、「人を感動させるような大きな出来事を書かなくてはいけない」と考える必要はありません。
初めて詩を書く場合は、むしろ**自分の生活に近いテーマを選んだほうが書きやすい**でしょう。
自分が実際に体験したことなら、そのときに見えたものや聞こえた音、心の動きなどを思い出せるからです。
特別な出来事でなくても詩のテーマになる
詩の題材というと、旅行、大会、卒業式、感動した出来事などを思い浮かべるかもしれません。
もちろん、そうした出来事もテーマになります。
ただし、毎日の中にある小さな出来事でも十分です。
たとえば、次のような場面があります。
* 朝、教室に入ったときの静けさ
* 給食で好きなメニューが出た日
* 雨の日の帰り道
* 放課後の誰もいない教室
* 友達と何でもない話で笑ったこと
* 部活で何度やってもうまくいかなかったこと
* 家族と一緒に食べた夕食
* 通学路で見つけた花
* 窓から見えた夕焼け
* 寒い朝に出た白い息
大切なのは、出来事が大きいか小さいかではありません。
**そのとき自分が何を見て、何を聞いて、何を感じたのか**に注目すると、何気ない日常でも詩の材料になります。
「普通すぎるかな?」と思うような出来事のほうが、自分にしか書けない詩につながることもあります。
自分の体験に近いテーマを選ぶのがコツ
テーマ候補がいくつかあるなら、「自分が詳しく思い出せるもの」を選んでみましょう。
たとえば「夏の海」はきれいなテーマですが、最近海に行っていなければ、景色や音を具体的に思い出すのが難しいかもしれません。
一方で、毎日の部活帰りなら、
* 体育館から外に出たときの暑さ
* 空の色
* セミの声
* 友達との会話
* 疲れて重く感じたかばん
など、いろいろなことを思い出せます。
「詩らしそうなテーマ」を選ぶことより、**自分の記憶の中にあるテーマを選ぶこと**を意識してみましょう。
テーマは「1つの場面」まで絞ってみよう
「友情」「家族」「夏」「学校」なども詩のテーマになりますが、そのままでは範囲が広いため、「何を書けばいいの?」と迷ってしまうことがあります。
そんなときは、テーマを少しずつ小さくしてみましょう。
たとえば、
**友情 → 友達 → 帰り道 → 友達と2人で歩いた時間**
というように絞ります。
夏なら、
**夏 → 部活動 → 練習後 → 体育館を出たときに見た夕焼け**
と具体的にできます。
「友情について書く」と考えるより、「昨日の帰り道で友達と話したことを書く」と考えたほうが、その場面を思い浮かべやすくなります。
中学生向け|書きやすい詩のテーマ早見表
「まず、どのジャンルから考えればよいかわからない」という場合は、次の表から自分に近いものを選んでみましょう。
| ジャンル | テーマ例 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|
| 学校生活 | 教室・授業・給食・放課後・学校行事 | 学校での出来事を思い出しやすい人 |
| 部活動 | 練習・試合・仲間・道具・帰り道 | 部活で印象に残った経験がある人 |
| 季節・自然 | 桜・雨・雲・夕焼け・雪・風 | 景色や自然を題材にしたい人 |
| 友情 | 会話・帰り道・けんか・励まし・笑い | 友達との出来事を書きたい人 |
| 家族 | 食事・休日・会話・送り迎え | 家での出来事を書きたい人 |
| 日常生活 | 通学路・自分の部屋・電車・買い物 | 身近な出来事から探したい人 |
| 気持ち | 喜び・緊張・不安・悔しさ・安心 | 心の動きを中心に書きたい人 |
「これなら思い出せそう」と感じるジャンルがあれば、そこからさらに具体的な場面を探していきます。
学校生活から選べる詩のテーマ
中学生にとって、学校は生活の大きな部分を占める場所です。
毎日のように通っているため気づきにくいですが、教室、廊下、授業、給食、放課後など、詩の題材になる場面はたくさんあります。
教室・授業をテーマにする
教室や授業なら、次のようなものをテーマにできます。
* 朝の誰もいない教室
* 黒板に残っていた文字
* 授業開始のチャイム
* 窓から入ってくる風
* 窓から見えた雲
* 席替えをした日
* 先生の声
* ノートを書く音
* 机やいす
* 体育のあとの教室
* 雨の日の教室
* 授業中に時計を見た瞬間
ポイントは、「教室について書こう」と広く考えすぎないことです。
たとえば「朝の教室」なら、
「まだ人が少なくて静かだった」
「カーテンのすき間から光が入っていた」
「あとから友達の声が増えていった」
など、時間の変化も思い出せます。
「チャイムが鳴る直前の教室」のように一瞬を切り取るのもよいでしょう。
休み時間・給食をテーマにする
休み時間や給食も、毎日の出来事だからこそ選びやすいテーマです。
たとえば、
* 休み時間に友達と話したこと
* 廊下に響く声
* 昼休みの校庭
* 好きな給食が出た日
* 苦手な食べ物が出た日
* 給食当番
* 友達と笑いながら食べた時間
* 昼休みが終わるチャイム
* 急いで次の授業の準備をしたこと
などがあります。
「給食」という題材そのものより、**給食の時間に何があったか**を考えると具体的になります。
好きなメニューを見た瞬間、友達が言った一言、給食時間が終わる直前の慌ただしさなど、短い場面でも十分です。
テスト前や放課後をテーマにする
テスト前や放課後は、緊張した気持ちや、終わったあとのほっとした気持ちなど、心の変化を思い出しやすい場面です。
たとえば、
* テストが始まる前の静かな時間
* 問題用紙が配られた瞬間
* 時計を気にしながら問題を解いたこと
* テスト終了の合図
* 答案が返される直前
* 放課後の静かな廊下
* 夕日が入る教室
* みんなが帰ったあとの学校
* 部活へ向かう途中
* 校門を出たときの気持ち
などがあります。
「テスト」という大きなテーマより、「答案が返される直前」のように絞ると、緊張していた気持ちや周囲の様子を思い出しやすくなります。
部活動から選べる詩のテーマ
部活動をしている人なら、練習や試合の中にもたくさんの題材があります。
部活動は、音・動き・汗・仲間の声・緊張・達成感など、表現できる材料が多いのが特徴です。
練習中の気持ちを書く
いつもの練習にも、詩にできる場面があります。
* 練習がきつかった日
* 何度やってもうまくできなかったこと
* 初めて成功した瞬間
* 汗をかきながら頑張ったこと
* 練習開始前の気持ち
* 練習が終わったあとの安心感
* 先輩や後輩とのやり取り
* 道具を片づける時間
運動部なら、
* ボールが床にはねる音
* シューズが止まる音
* グラウンドの土
* 汗で重くなった服
なども材料になります。
文化部なら、
* 楽器の音
* 絵の具や筆
* パソコンのキーボード
* 作品を作るときの静かな時間
など、自分の部活動ならではのものを探してみましょう。
試合や大会の場面を書く
試合や大会をテーマにするときも、最初から最後まで全部説明する必要はありません。
印象に残っている一場面だけでも十分です。
たとえば、
* 会場へ向かう途中
* 試合開始を待つ時間
* 名前を呼ばれた瞬間
* 仲間の応援が聞こえたとき
* ミスをしてしまった瞬間
* うまくいった瞬間
* 勝敗が決まったとき
* 試合後に仲間と話したこと
* 大会から帰る途中
などがあります。
勝った試合だけでなく、負けた試合や思うようにできなかった経験もテーマになります。
「試合前は手が冷たかった」「終わった瞬間に急に周りの声が聞こえた」など、体の感覚まで思い出してみると、書ける材料が増えていきます。
仲間との関係を書く
部活動では、仲間との関わりもテーマになります。
* ミスしたときに励ましてくれた
* 一緒に残って練習した
* 意見が合わなかった
* 試合前に声をかけ合った
* 同じ目標に向かって頑張った
* 一緒に喜んだ
* 一緒に悔しがった
* 引退する先輩を見送った
「仲間」という言葉だけでは広いので、**心に残っている一言や一場面**を探すのがコツです。
季節や自然から選べる詩のテーマ
季節や自然は、景色・音・気温などを言葉にしやすく、身近なところから題材を探せます。
ただし、「春について」「夏について」と大きく考えるより、**季節を感じた瞬間**に注目すると書きやすくなります。
春の詩に使いやすいテーマ
春なら、次のようなテーマがあります。
* 桜
* 散っていく花びら
* 春風
* 暖かくなった朝
* 新しい教室
* 新学期の朝
* クラス替え
* 新しい友達
* 入学
* 卒業や別れ
* 暖かくなった帰り道
たとえば「桜」をテーマにする場合も、
* 満開になった桜
* 雨にぬれた桜
* 風で散る花びら
* 校庭に落ちていた花びら
* 登校中に見上げた桜
など、いろいろな場面に分けられます。
夏の詩に使いやすいテーマ
夏は、音や暑さが印象に残りやすい季節です。
* セミの声
* 入道雲
* 青い空
* 夕立
* 夏休み
* 暑い教室
* 部活帰り
* 冷たい飲み物
* 扇風機
* 汗
* 日差し
* 夕方になっても残る暑さ
「暑かった」だけで終わらず、
「どこにいた?」
「何が聞こえた?」
「どんな空だった?」
「暑さで何をした?」
と考えてみましょう。
同じ「夏」でも、「昼の暑い校庭」と「部活帰りの夕方」では、まったく違う詩になります。
秋の詩に使いやすいテーマ
秋なら、次のような題材があります。
* 落ち葉
* 夕焼け
* 虫の声
* 秋の風
* 赤や黄色に変わった葉
* 体育祭
* 文化祭
* 日が短くなった帰り道
* 朝晩の涼しさ
* 夏との違い
毎日同じ通学路を歩いていても、季節が変わると景色や空気が変わります。
昨日までは気づかなかった落ち葉や、暗くなる時間が早くなったことなど、小さな変化もテーマになります。
冬の詩に使いやすいテーマ
冬なら、寒さや暖かさの違いを題材にしやすいでしょう。
* 白い息
* 冷たい風
* 雪
* 冬の朝
* 冷たい手
* 手袋やマフラー
* 暖房のついた教室
* 暗くなるのが早い帰り道
* 年末年始
* 温かい飲み物や食べ物
* 布団から出たくない朝
たとえば「冬の朝」なら、
「布団から出たくない」
「窓が冷たい」
「外に出ると息が白くなった」
など、体で感じたことも表現できます。
友情・家族・日常生活から選べる詩のテーマ
友達や家族との出来事は、自分の体験をもとにできるため、身近で書きやすいテーマです。
特別な出来事ではなく、何気ない会話やいつもの時間にも注目してみましょう。
友達との会話をテーマにする
友達について書くときに、「友情とは何か」と難しく考える必要はありません。
次のような具体的な場面から探せます。
* 一緒に笑った会話
* 励ましてもらった言葉
* 帰り道で話したこと
* けんかをしたこと
* 仲直りしたとき
* 何気なく言われてうれしかった一言
* 久しぶりに話した友達
* 無言でも気まずくなかった時間
* 同じことで笑った瞬間
話した内容をすべて書く必要はありません。
「その言葉を聞いたとき、どんな気持ちになったのか」に注目すると、詩の中心が見つかりやすくなります。
家族との何気ない時間をテーマにする
家族との毎日の生活にも題材があります。
たとえば、
* 一緒に食べる夕食
* 朝の会話
* 休日に出かけたこと
* 送り迎えをしてもらったとき
* 家族の口ぐせ
* 兄弟姉妹との会話
* 家に帰ったときに聞こえる「おかえり」
* テレビを見ながら笑ったこと
* 朝、起こされたこと
などです。
大きな家族イベントを探す必要はありません。
いつも聞いている「いってらっしゃい」や「おかえり」も、改めて考えると自分にとって大切な言葉かもしれません。
通学路や家での出来事をテーマにする
学校や家族以外にも、日常生活にはさまざまな題材があります。
* 毎日歩く通学路
* 自転車で通る坂道
* 電車やバスから見える景色
* よく会う犬や猫
* 信号待ち
* 帰宅してかばんを置く瞬間
* 自分の部屋
* 窓から見える空
* 雨が窓に当たる音
* 夜の静かな時間
「毎日同じだから何もない」と思う場合は、昨日と今日の違いを探してみましょう。
空の色が違った、少し寒かった、いつもの猫がいなかったなど、小さな変化からもテーマを見つけられます。
気持ちから選べる詩のテーマ
出来事がなかなか思いつかない場合は、先に「最近感じた気持ち」から考える方法もあります。
詩にできるのは、楽しい気持ちだけではありません。
うれしさ、緊張、不安、悔しさ、安心など、さまざまな心の動きが題材になります。
うれしい気持ちをテーマにする
うれしかった出来事には、たとえば次のようなものがあります。
* テストで目標を達成した
* 先生に褒められた
* 部活でできなかったことができた
* 友達とたくさん笑った
* 欲しかったものをもらった
* 誰かに「ありがとう」と言われた
* 予定していたことがうまくいった
「うれしかった」と書くだけではなく、
「その瞬間、何をした?」
「誰がいた?」
「どんな表情だった?」
「体はどんな感じだった?」
と考えると、具体的な言葉が見つかりやすくなります。
不安や緊張をテーマにする
不安や緊張も、中学生が経験することのある気持ちです。
たとえば、
* テストが始まる前
* 授業で発表する直前
* 試合開始前
* 新しいクラスに入った日
* 初対面の人に話しかけるとき
* 結果発表を待っているとき
* 初めて何かに挑戦するとき
などがあります。
緊張しているときは、
* 手が冷たくなった
* 時計ばかり見てしまった
* 周りの音が気になった
* 心臓が速く感じた
など、そのとき自分が気づいた体の感覚を思い出してみる方法もあります。
さみしさや悔しさをテーマにする
詩は明るい内容だけでなくても構いません。
* 試合に負けた
* 思った点数を取れなかった
* 努力したのにうまくいかなかった
* 友達とけんかした
* 誰かと離れることになった
* 楽しかった行事が終わった
* 部活動を引退した
などもテーマになります。
ただし、無理に重い出来事を選ぶ必要はありません。
「この気持ちは言葉にしてみたい」と思えるものがあれば、詩の題材の1つとして考えてみるとよいでしょう。
書きやすいテーマと書きにくいテーマの違い

テーマ候補がいくつか見つかっても、「どれを選べば書きやすいの?」と迷うかもしれません。
そんなときは、**その場面を具体的に思い出せるかどうか**を基準にしてみましょう。
場面を思い出しやすいテーマは書きやすい
書きやすいテーマには、「質問すると答えが出てくる」という特徴があります。
候補を1つ選び、次のことを考えてみましょう。
* 何が見えた?
* どんな音がした?
* どこにいた?
* 誰がいた?
* 何を言った?
* 何を言われた?
* どんな気持ちだった?
* 暑かった?寒かった?
* その前とあとで気持ちは変わった?
いくつも答えが浮かぶテーマなら、詩に使える材料が集まりやすいでしょう。
反対に、何も思い出せないテーマは、書き始めてから言葉が浮かびにくくなることがあります。
大きすぎるテーマは具体的にしにくい
「友情」「自然」「未来」「平和」などのテーマが悪いわけではありません。
ただし、大きな言葉のままだと範囲が広すぎて、何から書けばよいかわからなくなることがあります。
そんなときは、少しずつ小さくしてみましょう。
たとえば、
**友情 → 友達 → 部活の友達 → 試合前にかけてもらった言葉**
まで絞ります。
自然なら、
**自然 → 空 → 夕焼け → 部活帰りに見上げた夕焼け**
と具体化できます。
「大きなテーマを自分の体験につなげる」と考えると、詩にしやすくなります。
どうしても詩のテーマが思いつかないときの探し方
ここまでテーマ例を見ても、「まだ何を書けばいいかわからない」という場合もあるでしょう。
その場合は、新しいアイデアを無理に考えようとせず、**自分がすでに経験した一日を振り返る**方法があります。
今日一日を朝から順番に振り返る
まずは、今日の出来事を朝から順番に思い出してみましょう。
たとえば、
**起きる → 朝ごはん → 登校 → 授業 → 休み時間 → 給食 → 放課後 → 部活 → 下校 → 帰宅**
と並べます。
その中で、
「少しうれしかった」
「なぜか印象に残っている」
「嫌だった」
「きれいだと思った」
「友達と笑った」
という場面がなかったか探します。
たとえば、
* 登校中に急に雨が降ってきた
* 友達が言ったことで笑った
* 給食が好きなメニューだった
* 部活で今までできなかったことができた
* 帰り道の空がきれいだった
などです。
大きな出来事でなくても、「なぜか覚えている場面」は詩のテーマ候補になります。
「見た・聞いた・感じた」ことから探す
出来事そのものが思い出せない場合は、「見た・聞いた・感じた」の3つに分けて考えてみましょう。
**見たもの**
* 夕焼け
* 黒板
* 雨
* 雲
* 友達の表情
* 校庭
* 電車の窓から見えた景色
**聞いたもの**
* チャイム
* 雨音
* ボールの音
* 友達の声
* 電車の音
* 先生の声
* セミや虫の声
**感じたこと**
* うれしい
* 楽しい
* 緊張した
* 悔しい
* 疲れた
* さみしい
* ほっとした
この中から1つ気になるものを選び、
「いつだった?」
「どこだった?」
「どうして印象に残った?」
と考えていくと、具体的なテーマにつながっていきます。
テーマが決まったあとにやること
書きたいテーマが決まっても、すぐに完成した詩を書こうとしなくて大丈夫です。
まずは、その場面について思い出したことを自由にメモしてみましょう。
見えたもの・聞こえた音を書き出す
たとえば「雨の日の帰り道」をテーマにしたとします。
その場合は、
* 傘に当たる雨の音
* 水たまり
* ぬれた靴
* 灰色の空
* 車が水をはねる音
* 少し寒かった
* 早く家に帰りたかった
* 友達の傘の色
* 信号がなかなか変わらなかった
というように、思い出したことを何でも書き出します。
この段階では、きれいな文章にする必要はありません。
単語だけでも構いません。
「詩を書こう」と考えるより、**まず材料を集める**と考えると取り組みやすくなります。
短い言葉にして並べてみる
材料が集まったら、その中から特に印象に残るものを選びます。
たとえば、
「傘に雨が当たる」
「靴がぬれている」
「信号はまだ赤」
「家までは少し遠い」
など、短い言葉にして並べてみます。
最初から難しい表現を使う必要はありません。
自分が実際に見たことや感じたことを、まずは短い言葉にしてみましょう。
そこから言葉の順番を変えたり、いらない部分を削ったりしていくと、少しずつ詩の形が見えてきます。
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テーマ選びは、詩を書くための最初の一歩です。
テーマが決まったら、次は集めた言葉をどう並べるか、どの場面を中心にするかを考えていきます。
この記事ではテーマの見つけ方を中心に紹介しました。
実際に詩を書き始めるときは、詩の書き方を解説した関連記事もあわせて参考にすると、テーマ決めから作品づくりまで進めやすくなります。
まとめ|中学生の詩のテーマは身近な出来事から探そう

中学生が詩のテーマを考えるときは、特別な出来事や難しい題材を探す必要はありません。
学校生活、部活動、季節、友達、家族、通学路など、毎日の生活の中にもテーマはたくさんあります。
何を書けばいいか迷ったときは、**「自分が具体的に思い出せる一場面かどうか」**を基準に選んでみましょう。
「友情」のような大きなテーマなら、「友達と帰った日の会話」まで小さくします。
「夏」なら、「部活帰りに見た夕焼け」のように具体的にしてみます。
それでも思いつかない場合は、今日一日を振り返り、
* 見たもの
* 聞いたもの
* 感じたこと
を書き出してみてください。
その中で「なぜか覚えている」「これなら書けそう」と感じる場面が見つかったら、それが詩のテーマ候補です。
上手そうなテーマを探すことより、自分の目で見て、自分の耳で聞いて、自分が感じたことを選ぶことを大切にしてみてくださいね。

