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大銀杏とちょんまげの違いは?見た目・結い方・力士の階級をわかりやすく解説

相撲中継を見ていると、力士の髪型が気になることはありませんか?

「これは大銀杏?それともちょんまげ?」
「そもそも大銀杏とちょんまげは何が違うの?」
「力士なら誰でも大銀杏を結えるの?」

どちらも日本らしい伝統的な髷(まげ)なので、相撲に詳しくないと違いが少しわかりにくいですよね。

大きな違いは、髷の形と、誰がどのような場面で結うのかにあります。

大銀杏(おおいちょう)は、髷の先端をイチョウの葉のように大きく広げた、現在の大相撲を象徴する髪型です。

十両以上の「関取」は、本場所の取組に出場する際に大銀杏を結います。

一方、幕下以下の力士は基本的に丁髷(ちょんまげ)です。

また、関取でも稽古や日常生活でいつも大銀杏を結っているわけではありません。

この記事では、大銀杏とちょんまげの違いを、見た目・結い方・階級・歴史などから初心者向けにわかりやすく解説します。

相撲中継や写真を見ながら見分けるポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

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  1. 大銀杏とちょんまげの違いを比較表でチェック
    1. 一番簡単な見分け方は髷の先端
    2. 大銀杏もちょんまげも「髷」の仲間
  2. 大銀杏とは?力士が結うイチョウの葉のような髪型
    1. 大銀杏の名前の由来
    2. 大銀杏を結うのは基本的に十両以上の関取
    3. 関取でもいつも大銀杏を結っているわけではない
    4. 十両になっても髪が短いと大銀杏にできないことがある
  3. ちょんまげとは?江戸時代から続く日本の伝統的な髪型
    1. ちょんまげと月代の関係
    2. ちょんまげは武士だけの髪型だった?
    3. 現代の力士のちょんまげは江戸時代のものとまったく同じではない
  4. 大銀杏とちょんまげは結い方も違う
    1. 大銀杏は先端をイチョウの葉のように整える
    2. 力士の髪を結う専門職「床山」とは
    3. すき油や元結は何のために使う?
  5. 力士の階級によって大銀杏とちょんまげはどう変わる?
    1. 幕下以下の力士は基本的に大銀杏を結わない
    2. 幕下以下でも大銀杏を結うことはある?
  6. 大銀杏とちょんまげに関するよくある疑問
    1. 大銀杏は自分で結える?
    2. 力士はなぜ髪を切らずに伸ばすの?
    3. 髪の量が少なくなった力士はどうする?
    4. 「大銀杏」と「銀杏髷」は同じもの?
  7. 相撲を見るときは大銀杏とちょんまげにも注目してみよう
  8. まとめ|大銀杏とちょんまげの違いは形と結う場面を見るとわかりやすい

大銀杏とちょんまげの違いを比較表でチェック

大銀杏とちょんまげの違いを比較表でチェック

まずは、大銀杏とちょんまげの主な違いを一覧で確認してみましょう。

比較項目大銀杏ちょんまげ
見た目 髷の先端が大きく広がる 髪をまとめて髷を作る
特徴 はけ先がイチョウの葉のような形 大銀杏のように先端を大きく広げない
現在の大相撲 十両以上の関取が出場時に結う 幕下以下の力士にも見られる
主な場面 本場所の取組や公的な場など 稽古や日常生活など
結う人 床山 床山
結髪の特徴 特徴的な形を整える高度な技術が必要 力士の基本的な髷

最もわかりやすい違いは、髷の先端部分です。

大銀杏は「はけ先」と呼ばれる部分を大きく広げ、イチョウの葉を思わせる形に整えます。

そのため、相撲に詳しくなくても形を覚えてしまえば見分けやすくなります。

ただし、髪型と階級の関係には例外もあります。

「大銀杏だから十両以上」と髪型だけで決めつけず、場面もあわせて確認するとよいでしょう。

 

一番簡単な見分け方は髷の先端

「細かなルールより、とにかく見分け方を知りたい」という方は、頭の上にある髷の先端を見てみてください。

大銀杏では、髷の先端部分が横に広がり、イチョウの葉のような形になります。

正面や斜めから見ると、頭の上に扇のような形が乗っているように見えることもあります。

一方、一般的な力士のちょんまげは、大銀杏ほど先端を大きく広げません。

相撲中継でアップになったときには、

「髷の先が大きく広がっているか」

をチェックすると、違いを見つけやすいでしょう。

 

大銀杏もちょんまげも「髷」の仲間

大銀杏とちょんまげは、まったく無関係な2種類の髪型というわけではありません。

どちらも、髪をまとめて作る「髷」の仲間です。

「髷」は髪を束ねて形を作った髪型を指す言葉で、日本では時代や身分、職業などによってさまざまな形が生まれてきました。

現在の大相撲では、十両以上の関取が出場時に結う大銀杏と、幕下以下の力士にも見られる丁髷が代表的です。

そのため、

力士の髷 → その中に大銀杏やちょんまげがある

というイメージで整理すると理解しやすくなります。

 

大銀杏とは?力士が結うイチョウの葉のような髪型

大銀杏(おおいちょう)は、現在の大相撲を象徴する髪型のひとつです。

横綱の土俵入りや本場所の取組などで目にする、きれいに整えられた髷を思い浮かべるとわかりやすいでしょう。

特徴は、なんといっても髷の先端です。

髪を束ねるだけではなく、はけ先を大きく広げて独特の形に仕上げます。

大銀杏は見た目の美しさだけでなく、力士の階級や大相撲の伝統とも深く結びついています。

 

大銀杏の名前の由来

「大銀杏」という名前は、その特徴的な形に由来します。

髷の先端である「はけ先」を広げた姿が、イチョウの葉のように見えることから、この名前で呼ばれています。

普通のちょんまげと比べると横方向への広がりが大きく、特に正面や斜め方向から見ると違いがわかりやすくなります。

また、大銀杏は前方をイチョウの葉のような形に広げるだけでなく、後方にも丸みのある立体的な形が作られています。

相撲中継では取組そのものに目が行きやすいですが、力士が土俵に上がったときに髷をよく見てみると、床山によって細かく整えられた形を確認できますよ。

 

大銀杏を結うのは基本的に十両以上の関取

現在の大相撲では、十両以上の力士は出場時に大銀杏を結います。

番付は上から大きく、

幕内 → 十両 → 幕下 → 三段目 → 序二段 → 序ノ口

という順番になっています。

このうち、幕内と十両の力士は「関取」と呼ばれます。

十両への昇進は、力士にとって大きな節目です。

待遇などにもさまざまな変化がありますが、大銀杏を結って本場所の土俵に上がるようになることも、関取になったことを感じさせる象徴的な変化のひとつです。

そのため、大銀杏は単に華やかな形にしたちょんまげというだけではありません。

番付や相撲界のしきたりと深く結びついた髪型なのです。

 

関取でもいつも大銀杏を結っているわけではない

十両以上の関取は本場所の取組に出場する際に大銀杏を結いますが、毎日ずっと大銀杏で生活しているわけではありません。

大銀杏は、本場所の取組や公的な場などで結われます。

一方、稽古や普段の生活ではちょんまげで過ごします。

大銀杏を美しく仕上げるには、床山の技術と手間が必要です。

そのため、「関取ならいつ見ても大銀杏」というわけではないのですね。

テレビでは本場所の姿を見る機会が多いため、関取はいつも大銀杏という印象を持ちやすいかもしれません。

巡業やイベントなどで力士を見る機会があれば、そのときにどの髪型をしているのか注目してみるのも楽しみ方のひとつです。

 

十両になっても髪が短いと大銀杏にできないことがある

「十両に昇進したら、すぐに立派な大銀杏になる」と思うかもしれません。

しかし、大銀杏を作るためには十分な髪の長さが必要です。

特に入門してから短期間で番付を上げた力士の場合、十両へ昇進しても大銀杏を作れるほど髪が伸びていないことがあります。

髷は本人の髪を使って作るため、十両以上になっていても、髪の長さが足りなければ通常の大銀杏を結うことが難しい場合があります。

こうしたケースを知っておくと、「十両なのに大銀杏ではないのはなぜ?」と疑問に思ったときにも理解しやすくなります。

早いペースで番付を上げていく若い力士を見るときは、番付だけでなく髪の伸び方にも注目してみると興味深いですよ。

 

ちょんまげとは?江戸時代から続く日本の伝統的な髪型

ちょんまげと聞いて、多くの方が最初に思い浮かべるのは時代劇に登場する侍ではないでしょうか。

漢字では「丁髷」と書きます。

日本では古くから髪をまとめて髷を作る文化があり、時代や立場によってさまざまな髪型が生まれてきました。

現在では日常生活でちょんまげ姿を見る機会は多くありませんが、大相撲では髷を結う文化が受け継がれています。

ただし、現在の力士が結っているちょんまげと、時代劇で見る武士の髪型を「まったく同じもの」と考えると少しわかりにくくなります。

 

ちょんまげと月代の関係

時代劇の武士を見ると、額から頭頂部にかけて髪を剃った姿をよく見かけます。

この剃った部分は「月代(さかやき)」と呼ばれます。

そのため、

「ちょんまげとは、頭の上を剃って後ろの髪を結んだ髪型」

というイメージを持っている方も多いでしょう。

ただし、日本の男性の髷には歴史的に多くの種類があり、すべてをひとつの形として考えることはできません。

また、現在の力士は時代劇の侍のように月代を剃っているわけではありません。

力士の頭を正面から見ると髪が頭全体に残っているので、この違いは比較的わかりやすいでしょう。

 

ちょんまげは武士だけの髪型だった?

「ちょんまげ=侍」というイメージがありますが、江戸時代の男性の髪型を武士だけのものとして考えるのは正確ではありません。

当時は身分や職業、時代の流行などによってさまざまな髷が存在していました。

力士の髪型についても、最初から現在と同じ形に統一されていたわけではありません。

時代ごとの習慣や風俗の影響を受けながら変化し、現在の大相撲で見られる髷へとつながっています。

「昔の日本人男性はみんな同じちょんまげだった」と考えるより、さまざまな髷文化があり、その文化が現在の相撲にも受け継がれていると考えるとわかりやすいでしょう。

 

現代の力士のちょんまげは江戸時代のものとまったく同じではない

現在の力士のちょんまげと江戸時代の武士の髪型には、見た目にも違いがあります。

特にわかりやすいのが、先ほど紹介した月代です。

時代劇でよく見る武士は頭頂部付近を剃った姿で描かれることがありますが、現代の力士は月代を剃らず、伸ばした髪を使って髷を作ります。

また、相撲の髷そのものも長い歴史の中で変化してきました。

日本相撲協会の解説では、大銀杏は幕末ごろから広まり、明治中期ごろには力士の髷の標準的な形になったとされています。

そのため、

「江戸時代のちょんまげが、そのまま現在の力士の髪型として残っている」

と考えるより、伝統を受け継ぎながら相撲独自の形として続いていると考えたほうが理解しやすいでしょう。

 

大銀杏とちょんまげは結い方も違う

大銀杏とちょんまげは結い方も違う

大銀杏とちょんまげは、完成したときの見た目だけでなく、形を作る工程にも違いがあります。

通常のちょんまげも簡単に作れるものではありませんが、大銀杏はさらに特徴的な形に仕上げなければなりません。

その髪型を支えているのが、相撲界の髪結いの専門職である「床山(とこやま)」です。

私たちが相撲中継で当たり前のように見ている髷も、専門職の技術によって美しく保たれています。

 

大銀杏は先端をイチョウの葉のように整える

大銀杏は、長い髪をひとつにまとめただけでは完成しません。

髪を整えて髷を作り、先端のはけ先をイチョウの葉のように広げていきます。

さらに、左右の髪もバランスよく整え、美しいシルエットに仕上げます。

力士によって頭の形や髪質、髪の量などは異なるため、同じような工程でも仕上がり方には違いがあります。

一人ひとりの髪や頭の形に合わせながら整える、床山の技術が必要なのです。

大銀杏を見る機会があったら、正面だけでなく横や後ろからも見てみてください。

髪を使って立体的な形が作られていることがよくわかります。

 

力士の髪を結う専門職「床山」とは

床山(とこやま)は、力士の髷を結う髪結いの専門職です。

ちょんまげも大銀杏も床山が結います。

「髪を束ねるだけなら簡単そう」と思うかもしれませんが、力士の髷を美しく仕上げるには専門的な技術が必要です。

特に大銀杏は、はけ先の広がりや左右のバランスなどを細かく調整しながら形を作ります。

また、力士によって髪の量や質、頭の形も違います。

それぞれに合わせてきれいな髷を作るためには、経験を重ねながら技術を身につける必要があります。

相撲というと土俵上の力士や行司に注目しがちですが、床山のような専門職も伝統を支える大切な存在です。

力士の髷を結う床山の仕事内容や格付、使われる道具については、床山とはどのような専門職なのかを解説した記事で詳しく紹介しています。

 

すき油や元結は何のために使う?

力士の髷を整える際には、髪を扱いやすくするための「すき油」などが使われます。

「びん付け油」という名前を聞いたことがある方もいるかもしれません。

髷を整える際には、髪の状態などに応じて油を使いながら形を作っていきます。

また、「元結(もとゆい)」は髪を束ねるために使われるものです。

つまり、大銀杏やちょんまげは、髪を手でまとめるだけで完成するものではありません。

油や元結、櫛などを使いながら、床山が少しずつ形を整えていきます。

力士のそばで独特の香りを感じることがありますが、髷を整えるために使われる油も、大相撲ならではの雰囲気を感じさせるもののひとつです。

 

力士の階級によって大銀杏とちょんまげはどう変わる?

大銀杏とちょんまげの違いを覚えるときに、わかりやすいポイントのひとつが階級です。

基本的には、

十両以上の関取 → 出場時に大銀杏

幕下以下の力士 → ちょんまげ

と覚えておくとよいでしょう。

ただし、これは基本的な考え方です。

大相撲には特別な場面での例外があるため、髪型だけで階級を決めつけることはできません。

 

幕下以下の力士は基本的に大銀杏を結わない

十両より下には、幕下・三段目・序二段・序ノ口があります。

これら幕下以下の力士は、通常の取組では大銀杏ではなく、ちょんまげを結います。

相撲を見始めたばかりなら、

「大銀杏か、普通のちょんまげか」

を見ることで、関取か幕下以下かを知るひとつのヒントになります。

さらに十両へ昇進すると、大銀杏で本場所に出場するようになるだけでなく、土俵入りへの参加などさまざまな面で立場が変わります。

そう考えると、大銀杏は関取という立場を象徴するもののひとつといえるでしょう。

 

幕下以下でも大銀杏を結うことはある?

幕下以下の力士でも、特別な場面では大銀杏を結うことがあります。

代表的なのが、幕下力士が本場所で十両の取組に出場する場合です。

休場者の関係や場所終盤の取組編成などによって幕下力士が十両の取組に出る場合には、大銀杏を結って土俵に上がることがあります。

ただし、単に「幕下上位の取組だから」という理由だけで大銀杏になるわけではありません。

通常の幕下同士の取組では、基本的にちょんまげです。

そのほか、弓取り式や初切(しょっきり)、引退時の断髪などでも、幕下以下の力士が大銀杏を結う場合があります。

そのため、

「大銀杏を結っているから十両以上」
「幕下以下なら大銀杏になることはない」

と決めつけるのではなく、

原則は十両以上の関取が出場時に結うものですが、特別な場面には例外がある

と理解しておくと、相撲観戦でも混乱しにくくなります。

 

大銀杏とちょんまげに関するよくある疑問

ここまで大銀杏とちょんまげの違いを紹介してきましたが、力士の髪型についてはまだ気になることがありますよね。

ここでは、初心者の方が疑問に感じやすいポイントをQ&A感覚で整理します。

 

大銀杏は自分で結える?

大銀杏は、力士が自分一人で結うものではありません。

力士の髷を結う専門職である床山が担当します。

特に大銀杏は、はけ先をイチョウの葉のように広げながら、左右や後ろとのバランスも整える必要があります。

髪の量や長さ、頭の形なども一人ひとり異なるため、きれいな形に仕上げるには経験を積んだ床山の技術が欠かせません。

相撲中継で整った大銀杏を見るときには、「床山の技術で作られているんだな」と思い出してみると、また違った楽しみ方ができますよ。

 

力士はなぜ髪を切らずに伸ばすの?

ちょんまげや大銀杏を結うためには、髷を作れるだけの髪の長さが必要です。

そのため、力士は髪を伸ばし、髷を結えるようにしていきます。

入門したばかりで髪が短い力士の場合、すぐに立派なちょんまげになるわけではありません。

髪が伸びるまでには時間がかかるため、若い力士を長く応援していると、番付だけでなく髪型が少しずつ「力士らしい姿」へ変化していく様子を見ることもできます。

髷は見た目を整えるだけでなく、相撲の伝統を受け継ぐ大切な文化のひとつでもあるのです。

そもそもなぜ力士が髷を結い、髪を伸ばしているのかについては、力士が髷を結う理由とその歴史をまとめた記事も参考にしてください。

 

髪の量が少なくなった力士はどうする?

髪の量や髪質には個人差があります。

そのため、髪の量が少なくなった力士について「この方法で対応する」と一律に説明することはできません。

髷を結える状態であれば、床山がそれぞれの髪の状態や量に合わせながら形を整えます。

一方で、髷を作るためには一定の長さや量の髪が必要になるため、状態によっては形を整えるのが難しくなる場合も考えられます。

この点は力士ごとに事情が異なるため、特定の方法がすべての力士に当てはまると考えないほうがよいでしょう。

 

「大銀杏」と「銀杏髷」は同じもの?

「大銀杏」と「銀杏髷(いちょうまげ)」は名前が似ているため、同じ髪型だと思ってしまいがちです。

しかし、歴史上の日本の髷には多くの種類があり、「銀杏」の名前を持つ髷も存在します。

一方、現在の大相撲で「大銀杏」といえば、十両以上の関取が出場時などに結う、はけ先をイチョウの葉のように広げた特徴的な髷を指します。

そのため、歴史上の髪型として出てくる銀杏髷と、現在の大相撲の大銀杏は、名前だけを見て同じものだと判断しないほうがよいでしょう。

相撲について調べているときは、

「大銀杏=現在の大相撲で見られる特徴的な髷」

と整理しておくと混乱しにくくなります。

 

相撲を見るときは大銀杏とちょんまげにも注目してみよう

大銀杏とちょんまげの違いがわかるようになると、相撲観戦にも新しい楽しみが増えます。

まずは髷の先端をチェックしてみてください。

イチョウの葉や扇のように大きく広がっていれば、大銀杏と見分けやすいでしょう。

さらに番付も一緒に確認すると、

「この力士は十両だから大銀杏なんだ」
「幕下だから通常の取組ではちょんまげなんだ」

というように、髪型と階級のつながりも見えてきます。

そして、幕下の力士なのに大銀杏を結っている場面を見つけたら、その日の取組や役割を確認してみるのもおすすめです。

十両の取組への出場、弓取り式、初切など、普段とは違う理由が見えてくるかもしれません。

また、髷の形には床山の技術も詰まっています。

正面だけでなく横や後ろから見たときの形にも注目すると、大銀杏が想像以上に立体的で、細かく整えられていることがわかります。

取組の勝敗だけでなく、番付・髷・装束などにも目を向けてみると、大相撲の伝統をより深く楽しめるようになりますよ。

 

まとめ|大銀杏とちょんまげの違いは形と結う場面を見るとわかりやすい

まとめ|大銀杏とちょんまげの違いは形と結う場面を見るとわかりやすい

大銀杏とちょんまげの違いは、髷の形と、誰がどのような場面で結うのかに注目するとわかりやすくなります。

大銀杏は、髷のはけ先をイチョウの葉のように大きく広げた、大相撲を象徴する髪型です。

十両以上の関取は、本場所の取組に出場する際に大銀杏を結います。

一方、幕下以下の力士は通常の取組では基本的にちょんまげを結い、関取も稽古や普段の生活ではちょんまげで過ごします。

違いを簡単に整理すると、

・ 大銀杏:先端がイチョウの葉のように大きく広がる
・ ちょんまげ:大銀杏のように先端を大きく広げない
・ 大銀杏を結う力士:十両以上の関取が出場時に結う
・ 幕下以下の力士:通常の取組では基本的にちょんまげ
・ 例外:幕下力士が十両の取組に出る場合や、弓取り式・初切・断髪などでは幕下以下でも大銀杏を結うことがある
・ 髷を結う専門職:床山

というポイントを押さえておくとわかりやすいでしょう。

また、時代劇で見る武士のちょんまげと、現在の力士の髷はまったく同じものではありません。

現代の力士は月代を剃らず、伸ばした髪を使って髷を作ります。

大銀杏やちょんまげは、単なる髪型ではなく、力士の階級や大相撲のしきたり、長い歴史、そして床山の技術が詰まった伝統文化です。

次に相撲を見るときは、ぜひ力士の髷にも注目してみてください。

今まで何気なく見ていた大銀杏から、その力士の立場や相撲文化の奥深さまで感じられるようになるかもしれません。

※大相撲の規定や運用は今後変更される可能性があります。

公開前には、日本相撲協会の公式サイトで最新情報をご確認ください。

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