こんにちは。
今日は、レターパックを送るときに多くの方が迷う「『様』ってそのままでいいの？」という疑問について、初心者の方でも安心して理解できるよう、やさしい言葉でまとめました。
「失礼になったらどうしよう…」と心配になるかもしれませんが、大丈夫です。
この記事を読み終えるころには、スッキリ自信を持ってレターパックを発送できるようになりますよ。
結論：レターパックの「様」は依頼主も必ず消すのがマナーです
レターパックには、宛名欄にあらかじめ「様」という文字が印字されていますよね。
パッと見たときは「丁寧に見えるし、そのままでもいいのかな？」と感じる方も多いのですが、じつは この『様』は自分には使わない敬称 なんです。
つまり、あなたが差出人として記入する場合には、この印字されている「様」をきちんと消すのが正しいマナーだとされています。
レターパックに限らず、郵便物は“誰に送るものなのか”が一目で分かるように配慮されて作られています。
そのため、敬称の使い方がほんの少し違うだけで、相手に与える印象が変わってしまうこともあります。
「ちょっとしたことだけど、知っておくと安心」というポイントを、ここでやさしく丁寧にお伝えしますね。
依頼主が「様」を消すべき明確な理由
まず、どうして「様」を消す必要があるのか、その理由をもう少し深く見ていきましょう。
- * 自分の名前に敬称を付けるのは不自然だからビジネス文書では、自分の名前に敬称をつけることは“マナー違反”になります。
相手に対して敬意を表すためのものなので、自分につけてしまうと「え？そういう使い方？」と不自然に見えてしまいます。
- * 誤解を生んでしまう可能性があるから宛名を見たときに、受取人と差出人のどちらに「様」が付いているのかが曖昧だと、思わぬ誤解を招くこともあります。
郵送物は、文字だけで情報を判断されるため、ちょっとした誤表記がトラブルの原因になることもあるんです。
- * 丁寧にしているつもりが、実は逆効果になることがあるから「様を付けておけば丁寧かな？」という気持ちはとても素敵ですが、郵送の世界では“本来のマナーを守ること”が丁寧さとして伝わります。
つまり、正しく表記することこそが本当の気遣いになるんですね。
これらをふまえると、「様」を消すのは“ただ消すだけの作業”ではなく、相手への思いやりのひとつということが分かります。
ビジネス・個人で共通する敬称ルール
敬称の考え方は、ビジネスでもプライベートでも同じです。
家族や親しい友達に送る場合でも、自分の名前に「様」を付けてしまうと少し違和感がありますよね。
とくにレターパックはフォーマルな印象も強いため、小さな敬称の違いでも目立ちやすくなります。
「相手には敬称をつける・自分にはつけない」
この基本ルールさえ覚えておけば、どんな場面でも迷わずに書けるようになります。
NG例とOK例の比較
少し具体的に、どんな書き方がNGで、どんな書き方が好ましいのか見てみましょう。
- * 【NG】差出人：山田太郎様自分に「様」がついているので不自然に見えます。
- * 【OK】差出人：山田太郎（印字されている『様』を二重線で消す）この書き方がもっとも丁寧で、相手に誤解を与えません。
特にビジネス関係のやり取りでは、こういった小さなマナーがしっかりしているだけで「きちんとした人だな」という印象になります。
友人同士のやりとりでも、ていねいな姿勢はとても好印象ですよ。
レターパックに印字されている「様」の意味と基本ルール
次に、そもそもなぜレターパックには最初から「様」が印字されているのか、その意味をやさしく解説していきますね。
印字されていると「そのまま使ってもいいのかな？」と思いやすいのですが、じつは印字の「様」には“汎用的な意味”しかありません。
「様」が印字されている位置と役割
レターパックを見ると、「お届け先」欄の下に「様」という文字があります。
これは 受取人への敬称を示すために用意されたもの です。
差出人欄の側にも同じく印字がありますが、こちらも単にデザインの統一で入っているだけで、「あなたに敬称を付けています」という意味ではありません。
つまり、「お届け先」の相手にはそのまま「様」を自然に使い、「差出人」の自分には使わない。
これが正しい理解です。
差出人欄に「様」が入っている理由
レターパックは大量生産されるため、一枚ずつ用途に合わせて細かく印刷を変えることはしていません。
そのため、差出人欄にもお届け先欄にも同じように「様」が印字されており、必要に応じて利用者が消す前提で作られています。
この仕様を知っておくと、「なんで自分の名前にも『様』があるの？」という疑問が解消されてスッキリしますよ。
依頼主が「様」を消すべき実務的な背景
郵便物は、配送中にさまざまな担当者の目に触れます。
そのため、誤配送や誤解が生まれないようにすることがとても大切です。
自分の名前に敬称をつけないというルールは、そういったトラブルを防ぐためにも役立っています。
また、きちんと修正された宛名は、受取人にも「丁寧に扱ってくれているんだな」と伝わります。
小さなことですが、こうした気遣いは相手に届くものですよ。
「様」を消さずに送った場合に起きやすいトラブル
うっかり忘れたまま発送してしまうと、思わぬトラブルになることもあります。
普段はあまり意識しない部分だからこそ、「ちょっとした書き方の違い」で郵便物の扱われ方が変わってしまうこともあるんです。
ここでは、実際に起こりやすいケースを、少し丁寧に説明していきますね。
宛名の誤解が原因で返送されるケース
レターパックは、機械や配達員さんがスムーズに判断できるようシンプルなデザインになっています。
そのため、宛名の表記が曖昧だったり、敬称の位置が不自然だったりすると、「どちらが受取人？」と判断が難しくなってしまうことがあります。
たとえば、差出人の名前に「様」が残ったままの場合、
- * 受取人にも様がついている
- * 差出人にも様がついている
という状態になり、どちらが正しい宛先なのか迷わせてしまうことがあります。
結果として「誤解の可能性あり」と判断され、返送されるケースもゼロではありません。
もちろん頻繁ではありませんが、せっかく送った荷物が戻ってきてしまうのはとても残念ですよね。
取引先から指摘される場合も
特にビジネスの場面では、郵送物の書き方はそのまま“あなたの印象”に直結します。
自分に敬称をつけてしまうミスは、取引先の方から「ちょっと気をつけてね」と指摘されることがあります。
相手の気分を害するほどではなくても、
- * 郵送物の基本マナーを知っているかどうか
- * 細かい部分まで配慮できる人か
といった点が判断されやすい部分でもあります。
大切な書類を送るときほど、ちょっとしたマナーが心遣いとして伝わるものですよ。
郵便局側の対応
郵便局では、基本的に記入内容に対して積極的に修正を行うことはありません。
つまり、誤記があったとしても、郵便局の方が丁寧に直してくれるということは基本的にないんです。
郵便物の扱いはあくまで「書かれた通り」。
そのため、記入ミスがあった場合の責任は差出人にあります。
届けたい相手にまっすぐ届くように、少しだけ慎重に記入できると安心ですね。
ビジネスマナーとしての「様」の扱い
敬称の付け方は、実はとても繊細で、相手への気遣いや人柄までも伝わる大切なポイントです。
特にビジネスの場面では、“敬称の使い方＝信頼感”につながることも多いため、ここを丁寧に理解しておくと安心ですよ。
普段何気なく使っている「様」や「御中」でも、その意味や使い方を少し深く知るだけで、ぐっとマナー上級者の印象になります。
「様」と「御中」の使い分け
「様」と「御中」は、対象によって正しく使い分ける必要があります。
これができているだけで、相手に「この人はきちんとしているな」という好印象を与えることができます。
- * 個人宛：様個人名に対しては「様」が基本です。
お一人を丁寧に扱うイメージを持つと覚えやすいですよ。
- * 会社・団体宛：御中特定の個人ではなく組織に送る場合は「御中」を使います。
会社全体への敬意を表す言葉なので、部署や企業名との相性がとてもよいです。
- * 個人名・部署名を合わせて書く場合：株式会社〇〇 人事部 佐藤様このパターンは少し複雑に見えますが、要は「最終的に届く相手が人である場合は“様”」と覚えておけばOK。
部署だけ宛てなら御中、担当者が明確なら様、という区別です。
こういった使い分けを自然にできると、どんな場面でも自信を持って宛名を書けるようになりますし、ビジネス上の信頼感も高まります。
宛名書きで起こりやすいミス
敬称にまつわるミスで多いのが、「御中様」などの二重敬称 です。
丁寧にしたつもりでも、実際には過剰になってしまい、ビジネスシーンでは「意外とマナーを知らないのかな？」と思われてしまうことがあります。
また、部署宛に「様」をつけてしまったり、逆に担当者名に「御中」をつけてしまうケースもよく見られます。
どちらもよくある間違いなので、「個人なら様、組織なら御中」という基本を丁寧に確認しながら書くと安心です。
間違えた場合も、落ち込む必要はありません。
二重線で消して正しく書き直すだけでOKです。
ただ、印象が少しだけマイナスになる可能性があるため、できるだけミスなく書けると心地よいですね。
「様」を付けたまま送ることで相手に与える印象
自分に「様」を付けたまま送ってしまうと、相手がその文字を見たときに「この人、自分に敬称つけちゃってる…？」と、軽い違和感を与えてしまうことがあります。
相手が気にしないタイプでも、ビジネス用途であればマナーを知らない印象を持たれてしまうことも。
もちろん、これはあなたが失礼な人というわけではなく、ただ「知らなかっただけ」という場合がほとんどです。
でも、こうした細かい点に気を配れると、それだけで全体のやり取りがスムーズになり、人間関係も柔らかい空気で進められるようになりますよ。
日本郵便の公式ガイドラインで確認する安心ポイント
日本郵便は、レターパックを利用する際の基本的な書き方について、公式サイトや窓口で丁寧に案内しています。
こうした情報に目を通しておくと、「これで合っているかな？」という不安がなくなり、より自信を持って発送の準備ができるようになりますよ。
公式の説明は堅苦しいものに感じる方もいますが、実はとてもシンプルで分かりやすい内容なんです。
レターパックの公式説明
日本郵便の案内では、宛名の敬称について「正しく書くこと」を推奨しています。
送り先をはっきり示し、誤解のない宛名を書くことで、配達がスムーズに進むという理由があります。
公式ガイドに従っておけば、迷ったときでも安心ですね。
また、公式の説明は「どんな場面でも使える基本ルール」を紹介しているため、初めてレターパックを使う方にも親切な内容になっています。
シンプルだからこそ、覚えやすくて実践しやすいんです。
敬称の扱いと注意点
敬称でいちばん大切なのは「相手に対して付けるものであって、自分には付けない」という基本的な考え方です。
これは封筒や荷物など、郵送物すべてに共通する大切なマナーです。
自分の名前に敬称をつけてしまうと、相手が見たときに混乱するだけでなく、「あれ？ 自分に様って付けるんだ…」と不自然さを感じる方もいます。
逆に、相手には敬称をしっかりつけてあげることで、「丁寧に扱ってくれたんだな」と温かい印象につながりますよ。
敬称はたった一文字ですが、その一文字で相手の受け取り方が大きく変わることもあります。
丁寧でわかりやすい宛名は、郵便物をスムーズに届けるための大切なポイントなんです。
公式ルールで明記されているポイント
公式ルールでは、「様」を消すかどうかの判断は、送り手自身が適切に行う必要があるとされています。
つまり、印字されている敬称をそのまま使うのではなく、状況に応じて自分で判断し、必要なら丁寧に二重線で消すことが求められます。
これは、郵送物を書くうえで「送り手自身が注意深く整える」という姿勢が大切だという意味でもあります。
小さな心がけですが、その気遣いがしっかり相手に伝わりますよ。
レターパックでの「様」の消し方
レターパックに印字されている「様」は、少し手を加えるだけできれいに消すことができます。
コツさえつかめば、不器用な方でも安心して仕上げることができますよ。
二重線で消すのが最適
黒いボールペンで、軽く二本線を引くだけでOKです。
強く書く必要はなく、スッと丁寧に二本線を引くだけで文字を消すことができます。
二重線は修正の際の基本ルールで、見た目も自然で、もっとも好ましい方法とされています。
また、筆圧を弱めにして書くことで、紙が傷つきにくくなり、全体の印象がきれいに仕上がります。
急いでいるときでも、落ち着いて軽く線を引くとバランスが整いますよ。
赤ペンや修正テープがNGの理由
赤いペンは目立つため一見よさそうに見えるかもしれませんが、郵送物では避けるのがマナーです。
赤は“訂正”や“注意書き”の意味合いが強いため、ビジネス文書としてはあまりふさわしくありません。
また、相手が受け取ったときに「ちょっと強い印象だな」と感じてしまうこともあります。
修正テープも便利ですが、レターパックの紙面ではかえって浮いてしまい、不自然な仕上がりになることがあります。
さらに、修正テープの部分だけが擦れやすく、配送途中で削れてしまう可能性もあるため、避けるのがおすすめです。
きれいに消すための工夫
きれいに仕上げるためのコツとしては、細字の黒ペンを使うこと がとても有効です。
文字の上を繊細になぞれるので、見た目が整いますし、全体の印象もぐっと上品になります。
また、線を引くときは「右上から左下へ」「左上から右下へ」というように、一定の方向で統一すると綺麗に見えます。
ゆっくり落ち着いて作業することで、仕上がりが格段に良くなりますよ。
細字ペンを使うと、文字の上を繊細に消せるのでおすすめです。
わかりやすい記入例（文章版）
「様」を消す前と後の記入イメージ
Before と After の違いはとてもシンプルですが、実際に比較すると「どこをどう直せばいいのか」が一気にわかりやすくなります。
たとえば、Before の状態では「山田太郎様」となっていて丁寧な印象があるものの、差出人欄としては不自然な表記です。
それに対して After では、印字された「様」を二重線でスッと消し、名前だけが残るように整えています。
- * Before：「山田太郎様」
- * After：「山田太郎」（印字の様を丁寧な二重線で消す）
この“二重線での修正”は、郵送物の基本マナーそのもの。
強く消す必要はなく、軽く線を引くだけで印象が大きく変わります。
また、線を引く方向を一定にすると、より整って見えてきれいな仕上がりになります。
差出人と宛名欄の位置関係
レターパックは初めて見ると少し複雑に感じるかもしれませんが、配置そのものはとてもシンプルです。
左上の小さめの枠が差出人欄で、ここにあなたの氏名・住所を書きます。
中央にある大きく目立つ枠は宛名欄で、こちらが受取人の情報を書くスペースです。
この役割を理解しておくと、「どっちに書けばいいんだっけ？」と迷うことがなくなり、落ち着いて記入を進められるようになります。
また、差出人欄は小さめなので、丁寧な字を意識するとバランスよく見えますよ。
印刷テンプレの活用
手書きが苦手だったり、自分の字にあまり自信がない場合は、無理に手書きにこだわらなくても大丈夫です。
最近では、パソコンやスマホで文字を入力して印刷できるテンプレートも多く、ラベルシールに印刷するだけで、きれいな宛名が簡単に作れます。
特にプレゼントやフォーマルな書類を送るときは、印刷ラベルを使うことで全体の印象が引き締まり、より丁寧な印象を相手に届けることができます。
「字のバランスが気になる…」という方にも安心の方法ですよ。
個人利用のレターパックでも「様」は消すべき？
親族・友人宛の場合の判断
丁寧に見えても、自分に敬称をつけるのは避けるのがベターです。
ただ、親しい相手に送る場合は“形式ばった感じになりすぎないか”と迷うこともありますよね。
そんなときこそ、基本マナーを押さえつつも、あなたらしい気遣いを添えてあげると、とても温かい雰囲気で届けることができます。
たとえば、手書きのメッセージをそっと添えたり、文字を少し柔らかめに書いたりするだけでも、受け取る側のほほえみにつながります。
普段の関係性を大切にしながら、最低限のルールを守ると「きちんとしているのに優しい」という印象が自然と伝わりますよ。
フォーマルとカジュアルの境界線
カジュアルなやりとりでも、基本マナーを守ると印象が柔らかくなります。
とはいえ、フォーマルとカジュアルの境界線はとても曖昧で、人によって感じ方も少しずつ違います。
たとえば、家族宛であれば本当にラフな書き方でも問題ありませんが、友人とはいえ、ちょっと改まったやり取りのときは少し丁寧に書いてみるなど、状況に合わせてバランスを取ることが大切です。
レターパックという“きちんとした形”のアイテムだからこそ、最低限の整え方をしておくことで、ラフさの中にも誠実さが感じられますし、相手にも安心感を与えることができますよ。
気遣いを優先する場面
相手が気にしないタイプなら、必要以上に気にしなくても大丈夫ですよ。
ただ、気にしない相手だからこそ「わざわざ丁寧に書いてくれたんだ」と嬉しく感じてもらえることもあります。
逆に、あまり形式ばってしまうと“よそよそしい”印象になることもあるため、あなた自身が心地よく感じる範囲で調整しながら書くのがおすすめです。
また、送り先の性格や関係性を思い浮かべて「どんな書き方なら喜んでもらえるかな？」と想像しながら準備すると、自然とその人にぴったりの宛名が書けるようになります。
気遣いの形は人それぞれですが、あなたの優しさはきっと文章にもにじみ出ますよ。
他の発送方法との比較でわかる敬称の扱い
レターパックにおける敬称マナーは、他の発送方法と比べても基本の考え方は同じです。
ただ、それぞれ決まった形や特徴があるため、「どの場面でどう書けばいいのか」を知っておくと、どんな郵送物にも落ち着いて対応できるようになります。
ここでは、よく使われる郵送・宅配サービスとの違いを、初心者の方でもイメージしやすいように、ゆっくり丁寧に解説していきますね。
普通郵便（封筒）との違い
封筒で郵送する場合も、基本的な敬称ルールはまったく同じで、自分の名前に「様」はつけません。
これは手紙、書類、ちょっとしたお礼状など、どんな封書にも共通する大切なマナーです。
ただし、封筒の場合はレターパックと違って「印字された様」がもともと無いため、自分で間違って書き加えてしまう可能性があります。
ついクセで「山田太郎様」と書いてしまう方もいるため、書く前に一度深呼吸して「相手が受取人、自分は差出人」と意識するとミスを防ぎやすくなりますよ。
また、封筒では筆記具の種類や字の大きさで印象が大きく変わるため、落ち着いて丁寧に書くことが、相手へのやさしい気遣いにもつながります。
ゆうパック・宅配便との違い
ゆうパックや宅配便の送り状でも、レターパックと同じ 「敬称は相手につける・自分にはつけない」 というルールが適用されます。
送り状は印刷されたフォームに記入する形が多いですが、そこでも敬称の付け方が見やすく、分かりやすく書かれていると、配送トラブルの防止にもつながります。
また、宅配便は荷物の種類によって注意点が変わることがありますが、宛名書きのマナーそのものはレターパックとほぼ同じです。
配送員さんは毎日たくさんのラベルを見るため、丁寧な字で書かれていると読み取りやすく、結果として荷物がスムーズに届きやすくなるというメリットもあります。
さらに、企業宛の場合は「御中」を使う点もレターパックと同じです。
このように、どのサービスを使っても“敬称マナーは共通している”と覚えておくと安心です。
返信用封筒での「行」と「御中」
返信用封筒や返信用はがきを準備するときは、少しだけ特別なルールが加わります。
返信用には、受け取ってほしい相手（あなた側）の名前に 「行」 を使うのが基本。
たとえば、
- * 「佐藤行」
- * 「営業部 行」
のように書き、相手が返信するときに「行」を 「御中」や「様」 に書き換えて使ってもらう形になります。
これは「あなたの手元に戻ってくる郵送物」であるため、相手が失礼なく書き換えられるように配慮した書き方です。
ちょっと細かいルールに思えるかもしれませんが、この小さな工夫が“相手が書きやすい・使いやすい”返信用封筒づくりにつながります。
また、書く位置を少し右寄せにしたり、スペースをあけて書いておくことで、相手が上から綺麗に書き換えやすくなります。
こうした丁寧な準備は、目に見えない気遣いとして相手にじんわり伝わるものですよ。
返信用レターパックを準備するときのマナー
返信用レターパックを用意する場面は、書類のやり取りや申請、検査キットなど、フォーマルに近い用途が多くなります。
そのため、記入の仕方も「相手が使いやすいように整えておく」ことがとても大切です。
「様」ではなく「行」を使う
依頼時には「佐藤行」のように書きます。
この「行」は、相手が受け取ったあとに、自然な流れで「様」や「御中」に書き換えられるように配慮された表記です。
返信してもらうための下準備として使われる敬称なので、丁寧さとやさしさの両方が感じられる表現なんですね。
とくに書類のやり取りが続く場合や、フォーマルな場面では、この小さな一文字が“相手が書きやすいかどうか”を左右する大切なポイントになります。
相手が受け取ってからスムーズに書き換えられるようにすることが目的なので、名前の後に続く「行」の文字が読みやすい位置にあるか、バランスよく配置されているかを確認すると、より優しい印象になりますよ。
細かいことのようですが、こうしたちょっとした工夫が、相手が手に取ったときの安心感につながります。
注意すべきポイント
書き換えやすいように、少しスペースを空けて書くと◎。
たとえば、名前の最後にぴったりくっつけて「行」と書いてしまうと、相手が上から「様」や「御中」を重ね書きするときに窮屈に見えてしまいます。
少し余白があるだけで、書き換える側がゆっくり丁寧に書けるようになり、仕上がりの美しさも大きく変わるんですね。
また、文字の濃さを控えめにしておくのもやさしい気遣いのひとつです。
細字の黒ペンで書いておけば、相手が書き換えるときにも視認性が高く、スムーズに修正できます。
とくにビジネスシーンでは、こうした「相手目線」の準備がとても喜ばれますよ。
さらに、文字の配置を少し右寄せにしたり、上下のバランスを整えたりすると、より書き換えやすくなります。
相手が迷わずに使えるように仕上げておくと、「わざわざ丁寧に準備してくれたんだな」という気持ちが優しく伝わっていきます。
折り方のコツ
折り目がつきすぎないよう、ふんわりたたむのがポイントです。
返信用レターパックはそのまま使用されることを前提にしているため、あまり強く折ってしまうと、相手が書くときにゴワつきを感じてしまったり、書類がヨレてしまう原因になることがあります。
レターパックはほどよい厚みがあるため、無理に小さく折り込む必要はありません。
ふんわりと軽く二つ折りにし、封筒の中で自然に収まるように入れるだけで十分きれいにまとまります。
折る角度や位置を丁寧に整えておくと、開けた瞬間の印象もぐっと良くなります。
さらに、相手が取り出しやすいように封筒の端に軽く添えるように入れておくと、ちょっとした心くばりが際立ちます。
開いたときに「わかりやすい」「そのまま使える」と感じてもらえると、受け取る側もスムーズに作業できますよ。
気遣いが形として表れる、とてもやさしい工夫です。
よくある勘違い
「自分に様を付けるほうが丁寧」
実は逆で、失礼にあたります。
自分に敬称をつけてしまうと、相手から見ると「常識を知らないのかな？」と誤解されてしまうことがあります。
丁寧にしようとした思いやりが、かえって逆効果になってしまうのは避けたいところですよね。
「様を消すのは失礼」
正しくは、消すほうがマナーに沿っています。
印字された「様」をそのままにしておくと、自分宛か相手宛かが分かりにくくなるため、郵便物としての正確性が損なわれてしまいます。
はっきり区別することが、相手への丁寧さにつながります。
「赤ペンで消すと分かりやすい」
ビジネス書類では赤は避けるのが一般的です。
赤い線は「訂正」や「注意」の意味が強く、ビジネスの場では避けられる傾向があります。
落ち着いた印象を与える黒ペンや細字ペンを使うことで、美しく自然な仕上がりになりますよ。
Q&A：初心者が気になりやすい疑問まとめ
「様」を消し忘れても届く？
届くことが多いですが、スムーズに届くかどうかはケースによって異なります。
配達員さんが判断できる状態であれば通常どおり届きますが、宛名が誤解される可能性がある場合には、返送されたり到着が遅れることも。
とくにビジネス文書や大切な荷物ほど、小さな表記ゆれが問題につながることがあるため、できるだけ正しい形に整えておくのが安心です。
青ペンや色ペンでも大丈夫？
使えなくはありませんが、基本は黒がもっとも無難で、郵便物としての見た目も落ち着いた印象になります。
青や赤などの色ペンは視認性が強く、配達員さんによっては注意書きと受け取られてしまう可能性も。
特に赤は「訂正」や「注意」を連想する色なので避けたほうがよい場合が多いです。
黒の細字ペンを使うことで、文字が整って見え、全体の印象も上品になりますよ。
消し方が雑でも問題ない？
消えればOKというわけではなく、やはり雑に見えると受け取る側の印象に影響することがあります。
二重線が乱れていたり太すぎたりすると、宛名全体のバランスが崩れてしまい、相手に「急いで書いたのかな？」という印象を持たれてしまうことも。
ゆっくり丁寧に、細い黒ペンで軽く二本線を引くだけで、グッと整った印象になります。
海外発送でもこのルール？
基本的には同じ考え方で問題ありません。
海外に送る場合でも、差出人が自分に敬称をつけないルールは共通しています。
ただし、国によって宛名の書き方が細かく決められている地域もあるため、発送前に郵便局の国際郵便ガイドを確認しておくとさらに安心です。
また、ローマ字表記にする場合でも、敬称は「様」を使わず、”Mr.” “Ms.” など相手への敬称のみを使う形で問題ありません。
二重線は一本？二本？
正式なマナーとしては二本が一般的で、もっとも自然に“訂正”の意味が伝わる方法です。
一本だと「強調線」に見えてしまうことがあるため、軽く二本線を引くほうが、相手にも郵便局にも分かりやすく、見映えも整います。
二本線は力を入れすぎず、軽くスッと引くのがきれいに仕上げるコツですよ。
ミスしたレターパックは交換できる？
未使用・未記入の状態であれば、郵便局で交換してもらえる場合があります（手数料がかかることもあります）。
ただし、住所や名前を書いてしまったものや、折れ・汚れがあるものは交換の対象外になることが多いため、書き始める前に一度内容を確認してから作業すると安心です。
また、書き間違いが不安な場合は、下書きをしたり、薄い鉛筆で軽くガイドを描いておくと失敗を防ぎやすくなりますよ。
レターパックを送る前の最終チェックリスト
敬称の付け方
相手にだけ「様」を付け、自分には付けないようにしましょう。
この小さな一手間が、受け取る相手への丁寧な気配りとして伝わります。
とくにビジネスの場面では、こうした敬称の使い分けがあなたの印象を大きく左右することも。
迷ったときは、「敬称は相手へ、自分には付けない」という基本ルールを思い出すと、いつでも安心して書けますよ。
記入内容の確認
宛名・住所・番地の抜け漏れがないかを、ひとつずつ丁寧にチェックしましょう。
とくにマンション名や部屋番号は書き忘れが多いポイントです。
最後に全体を見渡して、郵便番号と住所が一致しているか、文字がにじんだり読みにくくなっていないかも確認しておくと安心です。
ほんの少しだけゆっくり確認するだけで、配送トラブルの防止につながります。
配達方法の確認
レターパックライトとプラスは用途が異なるため、中身の重量や急ぎ度合いによって選び分けることが大切です。
ライトはポスト投函ができて手軽、プラスは対面で届けてもらえるので大切な書類に向いています。
あなたが送りたい相手や状況に合わせて、もっとも丁寧で便利な選択肢を選んでくださいね。
選び方ひとつで、相手に届くスピードや安心感が大きく変わりますよ。
まとめ:”丁寧さ”は小さな気遣いから
レターパックの「様」を正しく扱うことは、送る相手へのやさしい気遣いにつながります。
ただ書くだけに見えても、その中には「相手に気持ちよく受け取ってほしい」という思いやりが込められています。
特別な知識や高度な技術はいりませんが、ほんの少しだけ意識しておくだけで、あなたの印象はぐっと良くなるはずです。
そして、こうした細やかなマナーは、一度覚えればずっと役立つ一生モノのスキルです。
あなたが選んだその丁寧なひと手間は、きっと相手の心にも温かく届きますよ。
安心して、次の発送に役立ててくださいね。
