キャンプで最適な照明を得るためには、通常３つのランタンをもって行くのが理想的。
また、３つのランタンは、それぞれ異なる用途で使います。
- サイト全体を明るく照らす主要なメインランタン
- 補助的に利用し足元や周辺を照らすサブランタン
- 食事をする際にテーブル上に置くランタン
なお、テント内でも照明が必要な場合は、追加でもう１つランタンを用意すると良いでしょう。
ランタンの配置方法については、以下の通りです。
- テントから少し離れた高い位置にメインランタンを設置
- メインランタンから影になる場所にサブランタンを設置
- 食事をするテーブルの上に設置
ランタンの光の強さ（ルーメン）は、以下のようになります。
- メインランタン：1000ルーメン以上を推奨
- サブランタン：400～800ルーメンがおすすめ
- テーブルやテント内用：100～300ルーメンが役立つ
キャンプ場では通常22時の消灯時間までに、メインランタンを消すのが一般的。
テント内ではLEDランタンを使用し、虫が寄り付かないように光量を控えめにすると快適に過ごせるでしょう。
そこで、さらに詳しくキャンプでのランタンの使用方法や、配置場所および適切な光量について案内します。
キャンプで必要なランタンの数と理由
キャンプにおいて一般的には、３つのランタンを持参することを推奨しています。
これは、夜暗くなると充分な照明を確保する必要があるためです。
１つのランタンだけでは、キャンプサイト全体を照らすには不十分。
また、ランタンは目的別に使用して行きます。
- メインランタン：サイト全体を明るく照らし同時に虫を引き寄せる
- サブランタン：移動時に手元や足元を照らすために持ち歩けるタイプ
- テーブルランタン：料理や食事時に雰囲気を良くするために使う
多くのキャンパーは、少し暗い雰囲気を楽しんでいますが、ランタンを３つ以上用意するとより明るく快適な環境を作れます。
特に複数人でキャンプを行う場合は、ヘッドライトや小型の懐中電灯を追加で持って行くと便利。
さらに、ソロキャンプをする際は、ランタンを２つ用意するのがおすすめ。
テントの外には光が強いランタンを設置し、手元には持ち運びやすいLEDランタンを準備しておくと、夜間の行動や作業がずっとスムーズになるでしょう。
キャンプでのランタン設置のコツ
キャンプでランタンを設置する際は、テントやピクニックテーブルから少し離れた、高めの場所に設置するとよいでしょう。
これにより、ランタンの光が広範囲に広がり、テント周辺を明るく照らしてくれます。
また、キャンプ地では蚊や蛾が寄ってくるため、食事をする場所からはランタンを適度に離して設置するのがおすすめ。
食事エリア専用のランタンはメインランタンよりも、光を弱めると虫の侵入を効果的に阻止できます。
なお、メインランタンを吊るす適切な場所がなければ、ランタンスタンドを利用すると良いでしょう。
サブランタンは、メインランタンからの光が届かない暗いところに設置するのがベスト。
場所によっては、地面に直接置いても問題ありません。
虫が気になる方は、虫除け機能のついたランタンを選ぶとさらに快適に過ごせます。
さらに料理や食事の時には、テーブル上にランタンを置くと非常に役立ちます。
夕食時に焼肉をするときには、ランタンの光で肉の焼け具合をしっかり確認可能。
しかもランタンの柔らかな光は食事の雰囲気をより豊かにし、味わいもより一層引き立てます。
そして、デザイン性のあるお洒落なランタンを選択するのも、キャンプの楽しみ方の１つとなるでしょう。
キャンプでおすすめなランタンの明るさ
ランタンや他の照明器具の明るさは、「ルーメン(Lm)」という単位を用いて光の強さを示します。
キャンプ用には最低でも1000Lmのランタンが推奨されていて、適切な明るさが確保されます。
特にガスランタンは非常に明るく、いろいろと便利。
室内や店でスイッチを入れてしまうと、明るすぎて驚かれるかもしれませんが、キャンプ場での使用には重宝する明るさになります。
また、サブランタンは400Lmから800Lmが適していて、持ち運びに便利なLEDランタンがおすすめ。
サブランタンは補助的な光源としても役立ち、デザイン性でも選べて楽しめる点も魅力的です。
テーブル用のランタンは、手元を明るくするために利用するため、100Lmから300Lmの明るさで十分でしょう。
ランタンは消さなくても問題なし
消灯時刻には、メインランタンを消すのが一般的。
ただ、テント内ではライトをつけっぱなしにしても問題ないでしょう。
テント内で使用する照明は、光量を調節できるLEDランタンが特におすすめ。
注意点としてはメインランタンを消した後は、盗難防止のためにも片付けておくのがベスト。
また、予備のランタンやテーブルランタンは、急な雨が降ったときのためにも、テント内のタープ下に保管しておくと良いでしょう。
まとめ
ここまでキャンプ時のランタンの数や配置場所、おすすめの明るさについて説明してきました。
- キャンプでは、最低でもランタンを３つ用意するのが理想的
- ランタンはテント周辺、光が届かない場所、テーブルの上に設置
- メインランタンには1000Lm以上を推奨。
- サブランタンは400～800Lm、テーブルランタンは100～300Lmが最適
- テント内でランタンをつけっぱなしにしても問題ありませんが、消灯時間になったらメインランタンは消す
このようにキャンプ時の万全の備えを考慮すると、３つ以上はランタンを持参するとよいでしょう。
なお、ランタンを設置する際は隣のキャンプサイトに、光が漏れないように注意してください。
